今年の4月の診療報酬改訂に伴い、大幅な変更が多数ありました。
「医療費圧縮」が目的ですが、「医療改悪?」と成り得る項目も
含まれていたと思います。
その中でも、「リハビリ」に関係する改訂はびっくりしました。
ちょっと簡単に復習すると。
医療保険で受けられるリハビリ期間が最長180日間で原則打ち切り
・脳卒中などの脳血管疾患180日(6ヶ月)
・骨折など手足の損傷150日(5ヶ月)
・肺炎など呼吸器疾患90日(3ヶ月)
厚生労働省は
「急性期には保険医療を使い、その後の維持期は介護保険で
介護施設を利用してほしい」
さて、180日は長いですか?短いですか?
私個人的な意見としては、リハビリは個々の残存した能力差も違うために
一律の日数で規定するのは無理なのでは・・・と思っています。
人によっては、リハビリが長期間必要ない人もいるかもしれません。
もちろん、長期必要な人もいるはずです。
慢性期に突入した場合、介護施設にはリハビリスタッフは所属しているのでしょうか?
所属していたとして、十分な施設と人員が確保されているのでしょうか?
と、リハビリ系スタッフではない私は 最近思っていました。
ここにきて、
<リハビリ>医療保険打ち切り 厚労省が実態調査へ(先日 ニュースより)
ようやくと言うべきか?
最初から、保険打切りをやると上述した事態が発生することを踏まえた
上でのものなのか?
調査結果が、良い方向に反映されることに期待しています。
うーん・・・・難しい話です。
返信削除人間、十人十色ですからねぇ~。
リハの進みぐあいも、個人差があって当たり前です。もし自分が・・・・って考えたことがないのでしょうね。タイムリミット?・・・・目標?・・・・色々な考え方があると思いますが、どーなんでしょう???
病院から施設に転院させるのは簡単ですが、施設の受け入れは???そこが、知りたい。色々、改善しなきゃいけいと思いますよ。
施設にも、色々あるから一概には言えませんけどね。今でさえ、入所待ち状態の人が沢山いるのにねぇ~・・・・
��リンゴさん
返信削除いつもコメントありがとうございます。
「十人十色・・・」
まさに現場の意見ですね。
施設側の受入に関しては、私が聞いた
範囲では、医療必要度も関係している
ようです。
当然と言えば、当然かもしれませんが、
看護師さんが少数な施設には、
医療必要度の高い人は入所できにくい
ようですね。
今回の実態調査に期待しています。
(調査結果が出る前に、
中身は明らかかと思いますが・・・)
今、ここにいる立場の私からすると、ちょっと厳しいかな?と感じます。
返信削除回復期をどこでくぎるかは難しい問題で、医師の判断と患者、家族の希望、ADL…どう考えても一律に「この期間」なんて決められないですよね。
今日の新聞に載っていた、難病疾患治療費無料を縮小なんていうのも理由が納得いきません。
この皺寄せはどこからきているのでしょうね…
��*ゆき*さん
返信削除コメントありがとうございまっす。
医療費削減は理解できるのですが、
削減対象がズレている気がします。
この「皺寄せ」は、個人的には医療保険
制度の骨組みから来ていると思っています。
人口構成がピラミッド型ならば、ここまで
医療費削減にならなかったと思いますが。
現在は高齢化社会ですから・・・。
末端の医療スタッフには、
理解に苦しむ話です。