実は、昨日はちょっと大変だったんです。
この内容は、書くべきか考えてました。
でも、実際にこのblogを医療関係者の方が読んでいて、
明日からの業務の中で参考になるかと思い・・・ 書きます。
昨日は、定期往診日で先生と一緒に、
患者様のご自宅へ伺っていました。
で、その患者様は在宅でTPPVで人工呼吸器を使用しています。
補足説明 : TPPV
気管切開下 tracheostomy my positive pressure ventilation
往診で伺った際には、私は必ずチェックリストに基づき
人工呼吸器を点検し記録しています。
で、いつも通り 呼吸器に近づいたら・・・
ブーン♪ ブーン♪
いつもと違う、聴き慣れない低い音がするではないですか!!
直感的に、おかしい!!
患者様側にいた先生も、この音の違いに気が付いた。
��さすが、呼吸器系専門の医師!!)
とりあえず、患者様本人に聴いていみると
特にいつもと変わらないという。
介護者に聴いてみても、気づかなかったとのこと。
現状把握としては
・呼吸器から異音がする
・患者様には影響なし
・アラームの履歴も異常値なし
と考えていたら、異音が消失してしまいました。
が~ん なんだこれは??? どうする???
そんな時は、
do one’s best ベストを尽くせ
呼吸器の交換をその場で提案しご本人・介護者に説明しました。
ちょうど内部ROMバージョンアップの関係で、もどれば
呼吸器があったのです。
さっそく、診療所に戻り、呼吸器の入れ替えを行いました。
こんな感じで、昨日はちょっと大変でした。
院内であれば、交換用の呼吸器がスタンバイしているかもしれません。
しかし、在宅では すぐというわけには行きません。
患者様・ご家族に心配をかけたくはないのですが、
やはり機械です。完璧はありえません。
万が一に備えた、準備も必要だと思っています。
在宅療養ではバック・バルブ・マスク(商品名:アンビューバック)の設置と
練習は必須だと思います。
補 足
病院でも、1台の呼吸器に1セットの緊急用セット(バック・バルブ・マスクなど)を
搭載した方がよいかと思います。
で、異音のした人工呼吸器は早速、メーカさんと連絡をとり
昨夜のうちに引き上げてもらいました。
私が医院に、持ち帰ってからランニングをかけたのですが・・・
が~ん・・・ 再現性がない・・・。
これが、困るんだ。再現性のないトラブル・・・。
しかし、今回は2名で現象を確認しているのでタービン系を中心に
メーカ点検してもらいます。
今回の教訓は
「考えられる最大限の対処をする」でした。
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