2009年3月31日火曜日

「PS」の勘違い

今日は医療ネタです。

最近色々な医療機関の先生方や訪問看護ステーションスタッフや
ケアマネさんと話しをしていると分からない略語や用語を耳にすることが
あります。
知っている略語や用語ならいいのですが、知っているつもりや
自分の中で解釈をしている略語と異なってくると
会話の前後で内容がおかしいことに気がつきます。

先日往診の往診の移動中に先生とこんな会話になりました。
ちょうどNPPVをされている方を診察した後だったのですが。

先生「あの方のPSは4だよね。」
私 「PSは4/10で6です」
先生「えっ?」
私「えっ?」

ここで出てくるPSは「Performance Status」のPSでした。
私はNPPVのIPAP/EPAPの差圧分のPSVを略してPSと
言っていると思っていました。
��erformance Statusでは0~4までなので、6はありません(^^;

��erformance Status
+-------+--------------------------------------------------+
 Grade   Performance Status

  0    発病前と同じ日常生活が制限無く行える

  1    肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行可能で軽作業や
       座っての作業は行うことができる 例:軽い家事、事務作業
  
  2    歩行可能で自分の身の回りのことはすべて可能だが作業はできない
       日中の50%以上はベッド外で過ごす

  3    限られた自分の身の回りのことしかできない。日中の50%以上を
       ベッドか椅子で過ごす

  4    全く動けない。自分自身の身の回りのことは全くできない。
       完全にベッドか椅子で過ごす
+-------+--------------------------------------------------+
この基準は全身状態の指標であり、局所症状で活動が制限される場合は
臨床的に判断する



呼吸器研修医ノート
診断と治療社
永井 良三


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呼吸器研修医ノートから一部抜粋しました。

途中で双方がおかしい!!と気が付けがいいのですが。
以外にスルーしていることもあるかもしれません。
特に職種が違う中でのカンファレンスをやる際には注意です。


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