2009年3月20日金曜日

イレウスとユーモア

今日も医療ネタです。
一般の方に すみませんm(_ _)m

昨日は救急外来にプチ切れるネタでしたが、
昨日から何やら業務の流れの雰囲気が良くない。
仕事をしていてリズム良く作業が進むときには雰囲気は
いいものです。
しかし、昨日から何か全体に何かが起きそうな雰囲気・・・

昨晩は、緊急往診が1件入りBossと一緒に往診。
もともと夜間往診の予定が入っていたのですが、
予定変更しての緊急往診でした。

で、今日は本来ならば朝から訪問看護に物品を届けに
行く予定でした。
出勤している途中で、携帯電話から黒電話の着信音が・・・
この黒電話着信音ジリジリリーーン!!は、往診関係の着信です。
つまりこの時間帯から鳴るということは、何かが発生した証拠。
やっぱり昨日の不穏な流れは今日も続いているようです。
こんな時は気が散漫するので注意が必要です。

黒電話着信は訪問看護スタッフからの報告でした。
朝に患者さんからcallが入りNsが自宅に到着するとイレウス疑いとのこと。
行き先を訪問看護ステーションから、患者宅へ変更。

患者さんから様子を聞き、Nsと情報交換をします。
腹部視診 全体的に軽度の張り
腹部触診 左下腹部の圧痛+
聴診にて機械音+
吐き気 ±
なにより患者さん本人は昨年イレウスを体験されたことから
昨年度と同様の痛み方との訴え。
医師に上申して、イレウス疑いでそのまま病院へ行くことになりました。


搬送の車を待つ間に、世間話をしながら痛みの気を紛らわします。
この患者さん俳句をされる方なのです。
俳句をされることは知っていたのですが、以前イレウスになったことを
俳句にして投稿したところ俳句雑誌に掲載されたとのこと。
ホントだ3月号って、、出たばかりじゃないですか!!
患者さん曰く、俳句は一歩身を引いた位置から考えるそうです。

��大痛みには「帯状疱疹」「尿道結石」「イレウス」と言われているそうです。
そんな痛みの経験を俳句に込めて投稿されるとは・・・
なんとユーモアのある方!!

病院では検査を受けてイレウスと診断され、直ぐに治療が行われました。
幸い軽症だったようです。
早く退院しましょう!!


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