2006年8月10日木曜日

キャンプ中に病院から電話が来た・・・

今回も内容は、全く臨床業務とは関係ありません。あしからず・・・。

以前勤めていた病院でのできごとです。
 
週末の午後から夫婦で休みが取れました。
なかなか無い事なので、ここぞとばかりに夫婦でキャンプに出かけました。

その時は透析室に所属していたのですが、念のため各病棟の師長にも
不在の件を伝えておきました。
透析室のポケベルは、毎日担当者が必ずいます。

この病院 透析関係がメインの為に人工呼吸器や輸液ポンプに関連する
病棟ME機器を管理する技士がいませんでした。

ちょうど私が入職し「病棟ME機器も技士が管理していく!!」準備時期でした。

病院を出る前に、念のため病棟のME機器数・人工呼吸器のスタンバイ数を
確認してから出発しました。

目的地はちょっと離れたオートキャップ場です。

キャンプ道具一式を車の荷台に押し入れ、買出しをしてキャンプ場着!!
携帯電話の電波は3本!!! すごいな携帯。こんな所でも電波は入るのか・・・。
 
夜は2人でキムチ鍋・・・。
この鍋系が楽なんです。材料を切って切れるだけ。
大人数でやるならバーベキューが楽しいと思いますが、
��人だと食べる肉の種類も限れますし。

で、キャンプを満喫し テントの中で 朝日を眩しく感じながら目覚めるはずが・・・

朝6時に携帯電話が・・・。
病院からの着メロは黒電話のリリーン♪ リリーン♪
 
その着信音を聞いただけで、病院からだとすぐわかるのです。

が~ん なんだ?この時間に病院からって・・・。
透析のポケベル持ちが出なくて、オレに携帯が来たか?
いやそれならば、主任に先に連絡が行くはず・・・。


寝袋から、手を伸ばし
 「はい 」
 「○○病院 当直医の○○です。」

 えっ 当直医からオレに電話か?
 なんだ?呼吸器か?
 「○○さんに使っている人工呼吸器なんですが、
熱いんですよ。大丈夫ですかね~。」

○○さんに使っている呼吸器は・・・ あっ F社のやつだ。
 「大丈夫ですよ先生。それは、もともとタービン方式なので、
本体に若干熱を持ちます。」
 「そうですが、けっこう熱いですよ。」
 「『けっこう』ですか・・・」
 
熱に関しての感じ方は個人差多くあるからなぁ~。
 念のため呼吸器ごと交換した方が、先生も安心するかなぁ~。
 この早朝の時間帯だと、まだ夜勤看護師さんだけだから、
呼吸器の交換をするのは大変だよなぁ~。
 そもそも なんでこの時間帯に呼吸器が熱いって気付いたんだ?
 

 「先生、呼吸器の表示なんですけど、何かエラーは出ていますか?」
 「エラーはでてないよ。アラームは鳴っていないから。」
 「では、そのままで大丈夫です。もうちょとしたら、病院へ伺います。」
 「ありがとう。 じゃ~ このままでね。」
 「先生 電話 このままで 夜勤看護師さんと変わってもらっていいですか?」
 「ちょっと待ってね。」

 「もしもし、○○です。お休みのところすいません。」
 良かった、よく呼吸器を理解している看護師さんだ。
「全然大丈夫ですよ。お気遣いなく。
  で、ところでなんで この時間に呼吸器が熱いって話になったんですか?」
 「それが、別の患者さんで急変があって、送管して人工呼吸管理になったんです。
  で、ひと段落して たまたま先生が病室を一回りして たまたま呼吸器に手をあてたら
『熱いんじゃない』かって?」
 「なるほど・・・ と、言うことは スタンバイにしておいた呼吸器を使用したって
  ことですよね。」
 「そうです。」
 「わかりました。実は、今 キャンプ中でして・・・。
今から病院に行っても1時間は、かかります。
  7時過ぎには着けると思います。何かあれば、携帯へ直接電話下さい。」
 「キャンプの件は、申し送りノートに書いてありました・・・。すいません。」
  
えっ ノートに
  ME○○さん キャンプの為に○日~○日まで不在 とか? 恥ずかしいなぁ~。
 
こうしてオートキャンプ場から、病院へ 顔に墨を付けたまま直行したわけです。
 呼吸器の熱に関しては全く問題なく、先生に説明をして終了です。
 人工呼吸器のスタンバイしていたものを使用していたので、
もう1台 回路を組み使用前点検をしてきました。

 キャンプ中に電話が来て、病院まで行ったのは 今のところこの1回だけです。

2 件のコメント:

  1. いつなんどき 僕の仕事も一緒だね
    頑張って下さい

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  2. ��背番号3さんへ
    古いブログにコメントを入れましたね。
    このニックネームで分かるのは、地元の
    連中だけですな。

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