2006年8月25日金曜日

レスパイトの準備

昨夜は途中まで書いて寝てしまいました・・・。

一昨日は、レスパイトに付き添い病室まで伺いました。
病院内で勤務している方は興味がありませんか? 
どんなことを準備しているのか?

「この準備が完璧!!」とは、言えませんが 何かの参考になればと思います。

レスパイトは、基本的には計画入院です。
基幹病院と診療所(在宅支援診療所)・訪問看護ステーションがレスパイト日程を
把握して いる必要が当然あります。

診療所からは「診療情報提供書」。
訪問看護ステーションからは「看護サマリー」がそれぞれ基幹病院へ対して
情報提供されます。

今回は、人工呼吸器を使用しているので私の方から基幹病院の技士さんへ
「呼吸器使用サマリー」を作成しました。

この呼吸器使用サマリーは、私の中では初の試みでした。
透析関係に携わる方だと、設定や使用ダイアライザーなどが記載された
「透析サマリー」を作成するかと思います。今回は、人工呼吸器版です。

医師の診療情報提供書には、人工呼吸器の詳細な設定が
記載されていないことが多いのです。
大まかな設定は記載してありますが、人工呼吸器の種別により
若干の違いがあります。
トリガー方法の違いやPSVのライズタイム・ターミネーション感度などなど。
技士さん向けのサマリーには、人工呼吸器名称・設定モードや
最近の血液ガス結果等を記載しました。

呼吸器の種類の違いによる呼吸器設定の微調整は、
技士さんの腕の見せ所ではないでしょうか?
 
こちらの基幹病院の技士さんとは面識があるのと、
その方が呼吸器に関してとても熟知している方なのでこちらも安心です。
��と言いますか・・・ 色々ご指導いただいている大先輩なので、頭が上がりません・・・)

このように患者情報を共有するためには、紙ベースの書類も有効かと思います。
 
さて実際の準備ですが、人工呼吸器を使用していることで
・移動中の電源系統の確認
・バック・バルブ・マスク
・吸引機
・パルスオキシメータ
 この4つは、必須となります。
 
補 足
今回は酸素濃度コントロールが必要ではないため、
酸素ボンベは準備しませんでした。
 酸素ボンベが必要な場合は、必要酸素量を計算する必要があります。


ご自宅から病院までは、ご家族の実費で介護タクシーの使用となります。
この介護タクシーが、問題でして・・・価格と質に差があるのです。
値段もびっくりですが、「質」の差にもびっくりです。
介護タクシーに関しては、後日改めて書きます。
 
願わくは、車内に一般電源があり、看護師が同乗している
介護タクシーが最高ですが、値段が高いのです。
こればかりは、一概に私から指定することはできません。

今回は、車椅子での移動で車内には一般電源なし。
人工呼吸器はバッテリー駆動で6時間OK。
吸引機もバッテリー搭載機種なので問題なし。

こんな感じで準備を行いました。
 
移動中は特にトラブルもなく。  あっては困るのですが・・・。
病室まで一緒に伺い、院内呼吸器の設定と使用までを
確認して任務完了です。

基幹病院の技士さんからも、呼吸器使用サマリーに関しては好評でした。
 
とりあえず一安心です。
来週は、レスパイト退院予定です。

伺いますよ~ 病棟まで。
フル充電した呼吸器を持ってね。

この様にスムーズに行くレスパイトは非常に楽です。
もちろん 患者様にも負担が少なくて済みますしね。

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