今日は、ちょっと臨床のことを書きます。
補足説明は入れないので、一般の方や医療学生さんには、
内容がわからない点があるかも知れませんが・・・ ご了承下さい。
私がいる診療所は、在宅支援診療所の申請を取っています。
で、在宅患者様宅へ往診へ行くわけです。
少し前からALSの患者様のNPPV導入を在宅で行いました。
今回の場合、患者様 ご自身が入院したくないとの強い要望があった
ため、当院へNPPV導入依頼が来ました。
在宅でNPPV導入は、訪問看護ステーションの協力が得られたので
良好に導入することができました。
しかし、ALSの進行が早い・・・
ALSの病態進行は個人差が大きいとは言われていますが、
明らかに早いです。
今回の場合 NPPV導入直後には、呼吸疲労からくる負の連鎖を断ち切れたかと
思っていましたが 甘かったです。
��週間の1度の医師の往診では、進行するALSにNPPVの設定を
合わせきれずにいます。
IPAP値を上げることは可能ですが、本来ALSでは肺のコンプライアンスが
良好なことが多く、安易にIPAP値を上げすぎると分時換気量の増大を
招きます。
今は、訪問看護ステーションと連携をとり、
こまめに私が訪問するようにしています。
弱音を書くつもりじゃないのですが・・・
ALSには、一筋縄では勝負できないようです。
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