2006年8月29日火曜日

介護タクシーに撃沈・・・

在宅医療に携わるようになって、
レスパイト入院に付き添う機会が増えました。
と、言っても 私が付き添うのは人工呼吸器に
関連がある場合のみなのですが・・・。

「在宅医療」の世界を知るまでは院内の患者様のことが中心で、
患者様の移動(転院・転出)に関しては、知りませんでした。
呼吸器に関連した転院時は酸素残量等の計算があるので、
関与していました。

病院から病院への患者様の移動の方法は、
大きく分けて4つに分類できるかと思います。
・患者様ご自身が家族と一緒に行く
・患者様ご自身がタクシー・介護タクシーを予約
・病院が所有する車両での移動(院内救急車)
・公共機関の救急車を呼ぶ

いずれにせよ、院内であればソーシャルワーカーさんが
関与してくれることが多いのではないでしょうか。

では、在宅では?

基本的には、ご家族の実費にて介護タクシーを使用することが
多いようです。
緊急時は、もちろん救急車を使用しますが。

何社かの介護タクシーに乗りましたが、けっこう冷や汗をかくことがあります。

・2人で来る約束だったが、1人しかこない。
 ストレッチャーで段差を移動する関係で、2名で来てくれるはずだったのに・・・
 1人しかこない・・・
 「あっ もう一人は 少し遅れてきますので」
 遅れ来たら、意味無いじゃん!!

・ケーブルやコードの上をまたぐ
 在宅では、ご自宅の中に人工呼吸器やら吸引機やら、酸素濃縮器やらが
 設置してあります。
 で、これらのケーブル・コードがあるわけですが・・・。
 「跨ぐ(またぐ)」人がいるのです。
 頼むから、やめてくれ~。

・交通ルートの確認を医療スタッフとしない
 ご自宅から病院までのルートを付き添いのスタッフと確認しない
 ドライバーが多いのです。
 流石は元タクシードライバー 裏道抜け道はお手の物!!って
 そんなんじゃダメです。

 乗っているお客様は「患者様」です。病気を持っているから、入院するんです。
 あんまり、細いルートを走って車が左右に揺れるのは困るのです。

・病院玄関で、ストレッチャーからの移動を促される!!
  これが一番困ったことだったのですが、到着した病院の玄関で
  ストレッチャーからの移動を促されたんです。
  「すいませんが、ここで 病院さんのストレッチャーに移動してもらえますか?」
  「えっ? 病室まで行ってもらえないですか?」
  「病室まで行くと、時間がかかりお金が加算されてしまいますので・・・」
  
  お金の話をされると、介護タクシー実費はご家族が出しているので
  私はなんとも言えません。

  ただ、患者様からしてみれば、玄関でストレッチャーからストレッチャーに移動しても
  もう1度病室でベットへの移動があるわけです。
  移動する回数は少ないほうが楽に決まっています。
  このタクシー会社には、参りました。

 こんな感じで、レスパイト付き添いの時はドキドキしています。
 今日はどの会社かなぁ~ って感じです。

最近は、少し慣れたので どこのタクシー会社でもOK!! って感じです。

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