私が移動をする時、だいたい天気が悪いのです(^^;
今日は朝から新幹線で大阪へ。
某メーカさんの社内教育研修会へNPPVに関する講義で
お招きを頂きました。
で、しゃべりたいことをペラペラと話してきたわけです。
要点は
・医療機関によって臨床工学技士の業務が違うこと
・既にNPPVはどのメーカも使用できるモードが一緒
モードが一緒ならば、どのメーカでも同じ
疾患に対しての機器の特性を知りましょう!!
・院内呼吸器から在宅用NPPVへの変更の注意点
・最近ASVばかり出していませんか?
本当にASVは必要ですか?
(*ここでいうASVは、循環器領域で使用されるNPPV)
こんな感じな内容を60分ほど。
実際には時間オーバー・・・
途中まではペース配分良かったのですが、
後半のスライドで余計な話をしすぎました。
私個人は特定のメーカに固執していません。
先日もシンクロニー2からNIP‐Ⅲに機種変更をしました。
もちろんBossに報告してからの機種変更ですが。
モードだけならば、どのメーカも一緒です。
しかし、トリガー設定や特殊設定(AVAPS、ターゲットボリューム)などの
設定が必ずしも患者さんの病態と一致するとは限りません。
それは、患者さんへのアセスメントで導きます。
一長一短の各メーカのNPPV機器の中から、
患者さんの病態に適した機器やマスクを選択することが
「腕の見せ所」だと思います。
メーカさんには、是非 自社製品・他社製品の特長を踏まえた上で
営業に臨んで頂ければと思います。
大阪までお疲れ様でした!移動だけでも疲れたのではと思います。講演の内容を拝見し、まさにその通りですね!
返信削除私も色々なメーカーさんとお付き合いしていますが、そこは患者さんの為に各人間関係の垣根を超えて一番合った製品を導入したいものですね(o^_^o)
��Mさん
返信削除キレイ事や理想を追っかけているのかもしれませんが・・・ 患者さんの病態に、その時一番相性の良い機器を導入したいと思います。その為には機器の特性の理解は必須ですし、各メーカの営業の方には特定のメーカに依存していないことをお伝えしていく必要があると思っています。
各メーカーの特性是非、教えてもらいたいですね~。
返信削除ちなみに現在うちでは、在宅患者さんにはN○P ネー○ルを使用してもらっています。しかし、この半年で1件が使用中に急停止、2件 使用しようと思い、電源を入れるも入らない件がありました。そんなことありますか?
ちなみに以前、勤めていたところではシ○ク○ニー2を使用していましたがこんなことはありませんでした。
それとN○Pはリーク補正はどれぐらいできますか?
ちっらと聞いたところ、30Lぐらいしかないと伺ったことがあります…。この製品のよいところは音が静かぐらいしか印象がないのですがどうなんでしょうか?
ご教授下さい。
各メーカの特性についての詳細は私がここで記載する立場にありません(^^;
返信削除当院でも帝人、フィリップス(メーカ名を書きますが・・・)の製品を使用していますが、使用中の停止が疑われるトラブルでは院内でのランニングテストで再現性がありませんでした。そのうえで、各メーカに点検依頼を出していますが、機器本体の故障の報告はありません。もし、使用中の急停止がある場合には、PMDAの不具合報告書の提出などで事例の提供をお願いいたします。
NIPのリーク補正は確か24L/分です。メーカ担当者に確認頂ければと思います。
>ちっらと聞いたところ、30Lぐらいしかないと伺ったことがあります…。
リーク補正機能が優れている機器が優秀とは限りません。24L/分でリーク補正ができる機器があっても、役に立ちません。是非 24L/分のリークをさせながらご自身でNPPV体験して頂ければと思います。
確かフィリップスの製品は60L/分ではなかったでしょうか。
すみません。私個人はリーク補正の限界値にはあまり、こだわりがないのです。
それは、リーク量が多いとマスクフィッティングが悪い証拠なので、極力リーク量が少なくなるようなマスクフィッティングを目指したいからです。
以下私見ですが、参考になれば幸いです。
現在各社がNPPV本体を提供する関係のなかで、使用する側がNPPV本体を選択できる時代となりました。
一般的なS/Tモードだけであれば、どのメーカの機器を選択しても大差がありません。静穏性に優れたもの、小型化したもの、内蔵バッテリーを搭載したもの、換気量補正を搭載したもの・・・。疾患や使用する環境により選択する必要があると考えています。
NIP-Ⅲは音が静かと言われますが、IPAP20まで使用する場合やリーク量が多い場合には、他の機種と大差はないと感じています。
帝人のNPPVシリーズの特徴としては、設定が細かい点です。一般的なライズタイムの変更のほかに、IAPminTimeやIPAPmaxTime、吸気・呼気トリガーを調整することで多くの患者さんに適合可能です。
私の場合、フィリップスのオートトラックセンスティビティに乗らない場合には、帝人やチェストに変更することがあります。もちろん、帝人やチェストの機器からフィリップスへ変更することもあります。
と、言うことで、患者さんの疾患や在宅環境により機器を使い分けています。
参考になれば幸いです。