2011年7月22日金曜日

東京都が実施した在宅人工呼吸療法アンケート

医療ネタから一つ。
既にメディアで取り上げられていることから、
ご存知の方も多いかと思います。

東京都が訪問看護ステーションを対象に
在宅人工呼吸療法についてアンケートを実施しました。

詳細はこちら
「人工呼吸器使用者の停電への備えに関する調査の結果について」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2011/07/60l7j100.htm

この結果からみて分かるように、
外部電力の確保は緊急の課題だと言えます。
ただし、勘違いをしてはいけないのは、、、
震災前から「在宅人工呼吸器の停電対策」は必須だったということです。
今回の震災をきっかけに停電がクローズアップされますが、
在宅人工呼吸療法においては、停電も想定し、呼吸器の故障も想定して
おく必要があります。

当院でも、停電や呼吸器の想定は、以前から対策がされていました。
しかし、今回は「計画停電」や「大規模停電」という新しい「停電」が
出てきました。

上記HPを拝見すると、在宅医療に関係する分野では予算が3億円ほど
付くようです。
前半分の記述に「都民の安全を守る」と記載されていたことが印象的でした。

このHPの記載されている情報を市の保健師さんと県の保健師さんへ
情報提供しました。
東京都と同じことはできないかもしれませんが、「公助」の方法の1つして
他の自治体の取り組みも参考になればと思いました。
私たち末端の医療者は、患者さんと一緒に「自助」の方法を
進めていきたいと思います。

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