2011年7月5日火曜日

今日は慢性期COPDへのNPPV再導入

月初の書類作成が遅れていますOrz
午前は神経難病の患者さん宅にNPPVの設定確認で訪問。
午後は書類作成!!と思いきや、慢性期COPDへのNPPV
再導入となりました。

何度か記載していますが、COPDの急性増悪に対しては
エビデンスが十分にそろっています。
��OPDの急性増悪時にNPPVを使用しないとダメな訳です。
一方、慢性期COPDに対しては十分なエビデンスがありません。

とは言え、私個人としては慢性期COPDにNPPVを早期導入する
ことで、呼吸仕事量の軽減や二酸化炭素のリセット、急性増悪の
予防など・・・・ などなどと良いのではないかなぁ~と思っている
ところです。

しかし、慢性期COPDへのNPPV導入は、患者さん本人が
��PPV治療の有効性を実感できないと治療コンプライアンスが
悪い。
��PPVを継続することができません。
ここは医療者側の腕の見せ所ではないか!!と思っています。

って、格好の良いことを書いておきながら、今日のタイトルにある
ように、今回は「再導入」事例でした。

年齢とともに呼吸機能は低下します。これは仕方がありません。
��OPD患者さんの場合も同様に、肺機能が低下しているところに
加齢の分だけさらに肺機能が低下します。
どこかで足りない肺機能を補う必要があります。

過去にNPPVを体験している方なので、再導入自体はスムーズでした。
大切なのは設定値です。
事前にBossに圧力の設定をどうするかを確認。
やみくもにIPAP、EPAPを設定すれば良いってもんでもありません。

画像


私自身もNPPVのマスクフィッティングを見ながら、
��PPVの表示値でTVを確認。
聴診で呼気時の音を確認しながら、SpO2の値も見る。
おぉ~なんだか久しぶりにガッツリ「呼吸療法業務」
普段からHOTで酸素療法をしている方なので、
��PPV単独ではSpO2の低下がみられます。
��Vが良くても、SpO2が低下しているようでは意味がありません。
素直にNPPV+HOTを接続しました。

まずはご自宅で1週間ほど様子をみてもらうことになりそうです。

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