2011年6月23日木曜日

難病患者支援実務者研修会へ参加

さて、今日はもう1つネタが。
医療ネタです。

日付が変わってしまいましたが、昨日(6/22)は
保健所主催で開催された「難病患者支援実務者研修会」へ
参加してきました。

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在宅医療と停電について話をして欲しいとのご要望を頂き、
ノコノコと行ってきました。
研修会は私の話だけではなく、グループワーク、行政からの
報告などもありました。
参加者は50名ほどで、病院関係者、訪問看護ステーション、
県の保健福祉政策の関係者などでした。

で、私が話をした内容はさておき、、、、
今回の研修会で感じたことを

○災害に対する意識が大幅に向上している
当然といわれれば、当然なのですが・・・
次に同じことが発生したらどうするのか?
現在はそれぞれの医療機関が独立して孤軍奮闘状態にあります。
やはり、災害時は広域な医療連携が必要なのではないか。

○「災害弱者」
難病患者さんは当然、災害弱者になります。
もっと広義に考えていくと、透析患者さんもそうですし、高齢者や
乳幼児も災害弱者です。
逆に考えれれば、健常成人以外は全員が災害弱者なのです。

「難病患者」に関係する研修なので、疎かになりそうなのですが・・・
今回とても気になる情報がありました。
震災直後に市町村の窓口に高齢者の方から問い合わせの電話が
多数あり、一時回線がパンクしたそうです。
問合せの内容は「一時的に入院させてくれる病院はないか?」

今回の研修会だけでは、この問いに答えを出すことはできません。


○在宅医療のセーフティーネットとは?
「特定疾患患者には保健所を中心としたセーフティーネットが機能する。
しかし、特定疾患患者以外の在宅重症患者(在宅人工呼吸、在宅酸素)は
セーフティーネットが機能しない」

これは私が話をさせて頂いたことです。

公的機関を含めた災害対策を各個人まで準備していくことは、
この夏は間に合いません。
まずは「自助」です。「公助」のシステムは、それなりに時間がかかると
思われます。

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