2010年10月31日日曜日

研究会のディスカッション

熱い討論をかわす研究会の続編です。

この研究会はお隣の市 M市で発足している
��OPDに関係する研究会です。
発足してから5年が経過しているそうです。

私はコアメンバーではなく、公開討論の場である
グランドカンファレンスの時に参加させて頂いています。
研究会のメーリングリストに入っていることから
グランドカンファの日程のお知らせが来ます。

私が勤務しているT市でもCOPDに関係した
研究会が発足する動きがあるものの・・・
初回1回目の会合が行われた後は、消息不明状態ですOrz
水面下で動きがあるのかもしれませんが。

すでに実績を上げているお隣の市の研究会で
勉強させてもらうことは意義があります。

研究会では先の呼吸ケアリハビリテーション学会の
発表演題6題の講演後に質疑応答と討論でした。

発表されたのは医師・病棟Ns・理学療法士・ケアマネ・
訪問看護看護師・薬剤師の6名です。
そのうち理学療法士の方の発表は、学会での
最優秀演題賞を頂いた発表です。

研究会に参加して実感することは、COPDの患者さんへの
「包括的」なサービスが必要とされていることです。
病院側で入院体制を整えるだけは全く対応できません。
医療経済の面から考えると、急性増悪による入退院を繰り替えすと
医療費の増大を招くだけになります。

急性増悪を防ぐための訪問看護の介入、ケアマネージャーによる
ケアプランの立案。
入院時から在宅医療まで継続されるリハビリテーション。
薬剤の効果を最大限発揮する服薬指導。
トータルコーディネートをする医師。
M市の研究会の取り組みは、全国レベルだと確信しています。

発表の中にあったアクションプランに対して私が質問をしました。
その討論の中で「患者教育」というKeywordが出てきました。
医師からは「患者教育という言葉は良くない」という話が出ました。
「教育」という言葉が出てくると、医療者側からの一方的な
押し付けとなってしまうことがあります。
COPDはセルフコントロールを重視する必要があることから
病気の本人に「気付き」を持ってもらうことが必要という結びに
なりました。

次回の勉強会が楽しみです。







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