2007年1月22日月曜日

自分の行動には責任を(スキー場 業務の裏話)

医療とは関係ありません。あしからず・・・。

昨日、初滑りを満喫してきました。
そのスキー場は、昨年就職活動中にパトロールのアルバイトを
していたスキー場です。

私が優待リフト券を借りたこともあり、夕方の片付けを少しだけ
手伝いました。

スキー場はその日の最後に「追い込み」「最終確認」といった作業があります。
これは、ゲレンデ内にお客が残っていないかを確認する作業です。
スキー場の一番標高の高い位置から、順次下側へ向かってコースを確認して
降りていきます。
その際に一部のネットや看板等の片付けを行います。

私は、パトロールスタッフに混じり、片付けを手伝いました。

そんな時に、スタッフの1人がコースの滑走ラインを発見しました。

多くの場合滑走ラインはコース外の一部を滑り、ゲレンデに戻ってきていることが
多いのですが、今回はどうも様子が違うようです。

そのラインは、午後3時頃にはありませんでした。
パトロールやっていると、コース滑走外のラインで新しいものは大体区別が
付くようになります。


そのことから、午後3時以降にどこからか入ったようです。
すると問題なのは、どこから「入ったのか?」です。
滑走ラインは1本のみ、それも歩いたような跡、使用しているストックのリングが
大きいことから、山スキーをした方と想像がつきます。

このスキー場は、向かい面にもう1つ大きなスキー場があります。
夏場は、未舗装の道路で通行可能ですが、冬場は無理です。
そんなことを話していると、向かい面にあるスキー場パトロールから電話が
入ってきました。

どうやら、向こう側から進入したようです。
私はその向かい側のスキー場で、4シーズンほどパトロールをやっていたので、
これでどの辺から進入して来たかが分かりました。

この時点で分かったことは、
・向かい側のスキー場から、進入してきた。
・ラインは1本で、こちら側のスキー場へ抜けている。
の2点だけです。

すると、もう1つ確認する作業があります。
進入した人数は1名なのか?です。

今回、コース外滑走で侵入してきたラインは、夏場はトレッキングコースとして
開放されています。
おそらく、知っている人だと思いますが・・・。
冬は雪に覆われて、砂防ダムの水や沢の水が分かりません。
どこかで、怪我をする可能性もあります。

と、言うことで確認できる所までは、双方のスキー場で確認することになりました。

私は一般スキーやとして来ていたのですが、双方のスキー場でパトロールを
したことと、何かあったら力になれるかもと思って、パトロール隊長にお願いして
帰宅せずに待機させてもらいました。

向こうスキー場からは、3台の圧雪車で進入口の確認をしているようです。
こちらかは、1名がスキーで2名が1台の圧雪車で、滑走ラインの確認をしに行きました。

結果は、進入口の滑走ラインは1名とのことで、
��名で向こうのスキー場からこちらのスキー場へ抜けてきたことになります。


午後4時半くらいから始まった確認作業は、午後6時前に終わりました。

たまたまこの日が、天候がよく、視界も良好だったため良かったです。
本当に遭難していたら、大変なことです。
何より進入した当本人は、こんな作業が行われているとは思っていないでしょう。

スキー場での遭難事故は、有り得ないと思っている人もいるかもしれません。
しかし、故意にコース滑走外をしている場合や、悪天候で視界不良の場合
スキー場でも遭難します。

自分の行動に責任を持ってください。
スキー場は完全な安全場所では ありません。









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