2007年1月13日土曜日

早く治療した方が・・・ いいと思うのですが・・・

昨夜は、旧パソコンのフリーズに心が折れてしまい{%orz_a%}
ブログ更新断念です。

フリーズの原因は、Yahooメールに届いていたメールを開封して
添付ファイルのPDFを開いた瞬間にフリーズしました。

あぁ~ 気持ちが折れてしまいました。

今日のタイトル
「早く治療した方が・・ いいと思うのですが・・・」
私が勤務する施設では、睡眠時無呼吸症候群の検査・治療(CPAP)を
しています。
で、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の話題を書きたいと思います。

SASはその字の通り、寝ている時に呼吸が止まってしまう病気です。
多くのSAS患者は、肥満体型をしており、肥満が原因の1つと上げられます。
ただいびきがある人全員がSASかといわれるとそうでもなく、
あくまでも「呼吸停止」がある場合がSASと考えられます。

補足説明
上述した内容だけでは、SAS説明は不十分です。
興味のある人は、インターネットで「睡眠時無呼吸症候群」で検索して
下さい。膨大な量が検索されるはずです。



先週末から毎日新聞でSAS記事が載っていたので、見た方もいるかも
しれませんね。
テレビや新聞でSASを取り上げた翌日くらいから、反響があります。
やはりメディアによる宣伝効果は大きいものです。

問い合わせの電話や検査を希望する患者さんが来ます。

基本的には、パルスオキシメータによる夜間睡眠時のSpO2を測定する
スクリーニングから開始します。
簡単にいうと、寝ている時に体の中に酸素があるか?の検査です。

このスクリーニングは、病院であれば入院中にすることも可能ですし、
自宅でも可能です。
スクリーニングをすると大体のことが分かります。
ただ、あくまでも酸素の量と心拍数で見ているので・・・
寝返りするとどうか?とか実際に何秒間呼吸停止があるかは分かりません。

補足説明
最近の新しいSASスクリーニング機器では、呼吸フローの測定もできるもの
体軸測定(体の向き)をできものが出てきました。
が、自宅で持ち帰って検査をすることを考えると、年配の方には不向きな
装置と思ってます


では、酸素の量(SpO2)と心拍数で何がわかるのか?
酸素の量は%で表示され最大値100%です。
健康な人ならば、大体98~100%を示します。

��0%以下になると異常値です。
��SpO2 90% ≒PaO2 60mmHgこの辺の話は書き出すと多くなるのでまた今度)

夜間呼吸が停止すると、体内の酸素の量は減ってきます。
すると体は苦しくなるので心拍数が上昇します。
このような数値の変化から睡眠時の呼吸の停止の有無を見ています。

スクリーニングで異常値や怪しい場合は、本格的な検査となります。
ポリソムノグラフィーといわれる、SAS診断用の検査です。
こればかりは、一泊入院をしてもらわないとできません。

ここでようやく、今日のタイトル
「早く治療した方が・・ いいと思うのですが・・・」

スクリーニングで明らかに異常値が出ている人・・・
SpO270%台とか・・・ 心拍上昇が著しい人・・・ 70台から120台へ急上昇?

確か、うちのSpo2最低記録は60%台だったような気がします。
呼吸器系に携わっている人なら、
えっ 送管必要?って思いたくなるような数値です。

で 早く、診断をして適切な治療をした方がいいと思うのですが・・・

「仕事が忙しくて、一泊の検査をしている暇がない」

スクリーニングはご自宅で出来ます。が、確定診断用のポリソムノグラフィーは
一泊入院(施設によっては2泊)が必要です。

とにかく「暇がない」の一点張りなんです。
これが、一人じゃないからびっくりです。
結構います。「暇がない」方。

仕事が忙しいのは分かります。
仕事が大好きなのは分かります。

私なんて休んでいいよって言われたら、
喜んで休んでスキーに行きます{%snow_a%}

だいたい、異常値が出ている人で日中の眠気が少ないわけがない{%exmark2%}
夜間呼吸が停止して酸素不足になることで熟睡できないわけなので、
昼間眠くなっているはずなのです。

みなさんの近くにはいませんか?
会議で寝ている寝ている人? SASの確率が高いと思います。

このままでは寿命が縮まってしまいますよ。
命あっての「お仕事」です。

早く適切な治療を受けましょう。

あっ なんか最後は、SAS治療の宣伝になってしまいました。




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