2012年11月6日火曜日

研修会報告 その2

研修会の話題が豊富なため、2回に分けて記載します。

〇パルスオキシメータの有効活用、6分間歩行、ホスピスケア。
講師は著明な医師で、平成24年度の診療報酬の改定で時間内歩行試験の追加に尽力された方です。

日常診療における低酸素血症の評価に関しての話は興味深く、日常生活での労作時のみでなく、夜間就寝時を含めた連続測定も必要なこと。
また「時間内歩行試験」(6分間歩行試験)では、算定基準に医師が一緒にあるくことという決まりがあり、将来的には緩和して欲しいと考えているとのことでした。
確かに、「検査」で医師が一緒に歩くことは、外来業務や病棟回診の間で行うことを考えると、とても厳しい条件です(^^;


〇チーム医療、呼吸ケア指導士について
講師は著明な医師で、呼吸ケアリハビリテーション学会で呼吸ケア指導士に関係する委員会に所属する方です。

チーム医療の話ももちろん面白かったのですが、やはり、聴きたいのは呼吸ケア指導士についてでした。私は今まで呼吸ケア指導士については、深く考えてきませんでした。今回委員会に携わっている医師の講演を拝聴して考えが少し変わってきました。

呼吸ケア指導士を取ってみよう!!

最近当院での呼吸ケアでは、理学療法士の介入も当然ですが、非常勤ですが言語聴覚士にも介入してもらっています。また、薬局の薬剤師による吸入指導もあります。多職種による連携が展開されてきています。

昨日のブログでも記載したのですが、国家資格が質を担保できなくなってきている今、何か別な方法で質を担保する必要があります。今後5年・10年でCOPDが爆発的に増加することを想定すると、チーム医療としての受け皿を作っておく必要がある思います。

う~ん 担保するのはいいけれど、お金の支出も考えないといけないですね・・・


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