2012年11月25日日曜日

呼吸ケア・リハ学会in福井 その3 ~医療機器展示~

医療ネタです。

無事に福井県から戻ってきました。道中様々ことがありましたが、順番に書いていきます。
学会に行くと毎回楽しみにしているのがランチョンセミナー!!
でも、その前に・・・医療機器の展示に関して記載します。

待ってました!!星医療酸器の「Pallet's」が5L機器!!
過去のブログで

2012/5/30 星医療酸器の「Pallet's」が在宅酸素に変化をもたらすか!?

2012/7/11 Pallet’s仮導入!!

・・・などでも記載しましたが、当院では現在 3L機器とPallet'sで使用中です。

私はこの機種の組合せ手において効果を期待できるうちの1つに、労作時のSpO2低下だと考えています。
従来の在宅酸素療法では、労作時 つまり動く前に酸素流量を上げることができませんでした。
だって、酸素濃縮器が置いていないことが多いからです。

酸素濃縮器まで行って、酸素流量を上げて・・・ この時既に労作(動いてる)ことから、体の酸素が不足します(^^;
Pallet'sを使用することで酸素流量の変更がタブレットから可能になります。これにより、本来の使用方法である労作時に確実に酸素流量を上げることが可能です。

今まではPallet's対応機種の最大流量が3Lまでだったことから、使用方法が限定されていました。今回5L機器が出ることで幅広く対応が可能になると考えています。

海外の酸素濃縮器の中には「労作時」をSpO2等で自動的に感知して、酸素流量を上げる機種があるそうです。将来 国内メーカのさらなる進化に期待しています。

今回メーカさんにお願いした事案は、酸素濃縮器で使用するバッテリーです。内蔵でも外付けでも構いません。
以前 改善をお願いをしたPallet'sタブレットの終了方法が1段階で停止できる事案に関しては、Pallet'sタブレットを停止する際に終了確認のボタン操作を1つ追加できたとのことでした。
これで安全対策が1つ向上しました。

と、ここまで書きましたが、決して星医療酸器の回し者ではありません(^^; 
良い機器は、単純に良いのです!! 
実際の臨床使用については、主治医の先生やメーカさんにご相談下さい。
全ての患者さんにPallet'sが必要なわけではありません。

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