休日ですが、医療ネタから。
私は、マスク式の人工呼吸器の継続の成否は
��.的確な診断
��.呼吸器の設定(使用データの確認を含む)
��.インターフェイス(マスク)の選択
の3つだと考えています。1~3と順番を付けましたが、どれも同じくらい重要だと思います。
そんな格好の良いことを書いておいて、実際には上手く行かないことも多々ありますOrz
マスクを装着したままで眠れないという人は多いですし、こっちが意図する設定では不快感の方が強いと感じる方もいます。そんな時には、なんとか組み合わせを考えていくわけです。
ここで大きな問題が・・・多くの医療機関がマスク式の人工呼吸器をメーカから借りています。この場合、メーカ側で準備してもらえるマスクの種類に限りがあるということです。
例えばA社から貸し出すBという呼吸器。これにはCというマスクがセットで付いてきた。
��社-呼吸器B-マスクC
上手く呼吸器と合わないので、D社ののマスクEを使いたい。。。
う~ん この書き方 まどろこっしい!! 書いちゃえ!!
帝人在宅医療 スリープメイトS9でウルトラミラージュを使用中に、マスクだけフィリップス・レスピロニクスのコンフォートフュージョンにしたい!!という事が、簡単にできません。
当然 その逆もそうです。フィリップス・レスピロニクスのREMstar System One使用中にマスクだけ、ウルトラミラージュにしたい!!も簡単にできません。
��*注 現在帝人がREMstar Mシリーズを取り扱っているので、実際の事情はもっと複雑です。)
取扱うメーカが異なると、希望するマスクを使えないことがあります。
呼吸器の添付文章の中に、指定のマスクを使用することと記載されているものもあります。
使用したいNPPV本体と使用したいマスクが自由に組み合わせできないのは、医療機関がメーカからレンタルをしていることも原因の一つです。呼吸器を1台借りた際の付属品としてマスクが付いてきます。
こんな事情から、呼吸器本体とマスクの組合せが自由に選べないことがあります。
今年の日本呼吸療法医学会(沖縄)で、この問題をテーマにした演題がポスターセッションにありました。演者の方とも話させていただき、同様の思いを抱きました。
返信削除この問題って我が国だけなんですよね。
欧米では、そんな縛りは無いようです。
もっと言えば、一部某社だけの問題かも。
自社がインターフェイスの輸入元ではないフ○○ライ○・・・社やチェ○○社、東○○社、コヴィ○○○社などは、そんな縛りが無いですよね。
自社が1次輸入元では無いから、他社が輸入した製品を学会の展示ブースでも並べています。でも、縛りの有る業者の影響によって、まるでセットでなければいけない風潮が作られています。
きっと欧米人が知ったら、日本ってやっぱり変な国だと思うでしょうね。
もっと皆で、それは変だと声に出すべきだと思います。
逆に、最近では縛りが無いことをセールスポイントにしている業者も国内に出てきました。
今後は、そのような業者に期待してしまうのが心情では無いでしょうか。
��きっちさん
返信削除いつも貴重なご意見を頂き ありがとうございます。
��まるでセットでなければいけない風潮が作られています。
まさにその通りです。患者さんにベストフィットするマスクを選択するには、特定種類に固執する必要は無いと考えています。
縛りの無い業者に期待すると同時に、国内のマスク種類が増えることを期待しています。