2012年9月19日水曜日

ASVについて色々思うこと・・・。

今日も医療ネタ。明日の講義のスライド作成に区切りがついたので、ブログ更新して寝ますzzz

過去当ブログでも何度も取り上げているASV。当ブログ内にある検索から「ASV」で検索して頂くと30記事くらいあるみたいです。既に何をどこまで書いたのか、覚えていません(^^; だいたい、いつも同じことを書いているはず。

始めに、私はASVは嫌いではありません。心不全+チェーンストークス呼吸のある患者さんには、是非 使って頂きたい機械です。
現在 ASVと言われる機械を出しているのが3社
帝人在宅医療/フィリップス・レスピロニクス/フクダライフテック

でも、帝人在宅医療とフクダライフテックは、もとはオーストラリアのResMed社の製品です。国内で取扱う際に、それぞれ別名称で流通しています。そのため、現在2機種が主流と思われます。

私が懸念しているのは、ASVの乱発です。
心不全だけの場合にASVが使われることがいいのか?単純にCPAP療法を試してみてはどうか? ASVとCPAPの治療効果の違いがどのていどあるのか?
色々考えてしまいます。

ここで医療保険上の問題があります。CPAP療法は睡眠時無呼吸の場合に使用することから、心不全の患者さんに睡眠時無呼吸が併発していないと医療保険の適応になりません。(確か・・・)  ASVは人工呼吸器に分類されることから、医師の必要と言う指示があればASVを使用可能です。

ここでさらに問題が、、、ASVは人工呼吸器なので、医療保険上の自己負担が高額です。3割負担の方で1か月あたり、約28000円の自己負担となります。ASVのドロップアウトの原因の1つに高額な医療費があるとも言われています。CPAP療法であれば、3割負担の方で1か月約4800円

先生方も医療費と患者自己負担を考えると、心不全の患者さんに対してCPAPも選択肢の一つになると思います。が、実際には無呼吸がないと医療保険の適応になりません。ASVは人工呼吸器のために、医師の処方の中での導入が可能になります。
そんなことから、現在 ASVが多く出ているのではないかと推測しています。もちろん、心不全にチェーンストークス呼吸を併発している患者さんはいることから、ASVが出ているべきなのですが。

現在の医療保険の枠組みの中では、NPPVを定義することが困難です。マスク式の人工呼吸療法としてくくってしまうと、CPAPも含まれます。かと言って、ASVが高額な医療保険の分類に留まっていることがいいのか・・・。

過去 患者さんの方からASVの自己負担が大きいことから、中止を希望されて中止に至った経緯もあります。

循環器領域でのASVは、今後も期待される分野です。だからこそ、ASVの乱発で将来の保険点数の改訂で、制限をかけられないように、ASVの有効性をしっかりデータとして提示していく必要があると思います。


2 件のコメント:

  1. お疲れ様でございます!本当おっしゃる通りですね!^^先日二人で熱く語りましたが、(病態~機器選定~改善度)+費用=健康という方程式を考えてました。よほどの優位差があるからこそ高いコストの意義がでるのだと思います。CPAPとASVでの費用はかなりの差になりますしね。

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  2. ��Mさん
    先日は実技講習お疲れ様でした。
    さて、ASVの件ですが、患者さんに高い治療効果が出れば良いのですが・・・ASVの治療効果が見られずに、自己負担率も高額となる事例が起きているのではないかと懸念しています。
    やはり、診療報酬の改定を待つしかないですね・・・。

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