2011年12月16日金曜日

緩和ケア研究会へ出席する その1

日付が変わってしまいましたが、、、木曜日の夜は
地域の緩和ケア、地域連携に関係する井戸端会議へ
参加してきました。

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市内各地の医療施設で2~3か月に1度のペースで
開催れている「井戸端会議」
いつも、関係するMLを拝見するばかりで、久しく参加
していませんでした。
今回は年末最後の顔合わせと思ったこと、会場が比較的
近かったことから参加してきました。

知っている顔見知りの方もちらほら。。。
参加者は20名ほど。
一通り恒例の自己紹介をした後に、今日の「井戸端会議」の
テーマは「看取り」。

年末にすごいテーマが出ました。
なにやら、前回の世話人会で「看取り」について話題が
でたそうです。

実際に在宅医療での「看取り」について、訪問看護師より
意見が出た後に、突然 司会者から私に振られました。

私が話をさせて頂いたのは
・医療機関の立場から
在宅医療での「看取り」が可能な医療機関と苦手な医療機関が
あること。当院は癌のターミナルに関しては、現在を訪問診療を
受けていないこと。
それは、近くにターミナルケアが得意な診療所があること、
一般外来の診察時間に急変しても対応が難しいこと。

・「振り返り」の提案
これは、私自身 今年9月に開催された別の研究会で経験した
振り返りによる症例検討会の有効性についてです。

「看取り」は、目の前で患者さんの死を経験します。
在宅医療の場合、ヘルパーさんや訪問マッサージの方も
看取りのタイミングに遭遇する可能性があります。
その場合、立ち会った医療者が大きなストレスを受けることが
多々あります。

お亡くなりになった患者さんへの医療や介護のサービス提供が
良い内容だったのか?良くないことは無かったのか?
多くの場合、患者さんが亡くなると、医療連携は消失します。
医療者への情報のフィードバックが無いままに、次の患者さんへ
対応していくわけです。

これでは、燃え尽きてしまいます・・・。

症例の振り返りは、燃え尽きを防ぐだけでなく、貴重は経験の
共有となります。


次回は来年2月の開催とのことですが、
もしかすると症例検討会や連携事例の振り返りがテーマに
なるかもしれません。


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