2011年4月28日木曜日

入院か在宅の継続か 苦渋の選択

今日は医療ネタです。

今日は苦渋の選択を迫られた1日でした。
��PPVで在宅療養中の患者さん。
��日2回の訪問看護を利用して、さらにヘルパーさんも介入。
それでも家族の仕事の関係で、日中独居になってしまう
時間がある。

退院前にリスクの分散をするためにあらゆる手段を検討しました。

「家に帰りたい」という本人の意思を尊重し、在宅のチーム医療を
推進してきました。

それでも病態に変化がある場合には、「継続」「入院」の2択を
しなければなりません。
医師に病状報告をし、在宅継続が困難の判断に至りました。

もし、今週末からゴールデンウィークに入らなければ
現状のまま様子を見ることができたのか・・・。
もっと効率の良い医療連携は取れなかったのか。


話は変わりますが、人工呼吸器を使用中の患者さんが長期療養を
できる施設は少なっています。
在宅に戻られた場合でも、人工呼吸器を使用したままでのデイサービス、
ショートステイは受け入れ施設側としては「大変な患者さん」という
見方をされてしまいます。

急性期病院の医師は、自分が受け持った患者さんを救命した後に、
自宅への帰宅困難患者を受け入れてくれる医療施設を探すことに
なります。

厚生労働省の療養型病床の縮小の影響、医療保険の制度の改定で
「急性期」「慢性期」の2択の傾向が続いています。
在宅医療への推進もありますが、核家族化が進んできている中では
在宅医療継続が困難症例もあります。

困った問題は山積みですが、それでも私たちは前に進むしかありません。


0 件のコメント:

コメントを投稿