2011年4月21日木曜日

ボタンが押せないと言われたら、なんとかするしかありません

今日も医療ネタです。

最近NPPVを導入された患者さん。
往診の最中に、スタートボタンが押せないとのこと。
機種名を書くと シンクロニー2です。
本体側面にスタートボタンがあるのですが、
このボタンがご病気の影響もあり押せないようです。

オートスタート/オートストップ機能がある
オートセットCSへ変更する方法も提案しましたが、
��ossからはNPPVでしっかり換気をする指示が出ました。
確かにNPPV導入初期である今ならば、
オートセットCS(ASV)でもいいかもしれません。
しかし、長い目で考えた時に、呼吸回数、吸気時間など
細かく微調整でできる方が良い場合もあります。

では、押せないボタンをどうるか?
荒業は、ボタン周辺のプラチックの凹凸を削る!!
さすがにレンタル機器に、ここまでやってしまうのはまずい(^^;

そこで、手の平で押せるようにちょっとした工夫をしました。

画像


見た目には問題があるのですが・・・(^^;
材料は、往診の時にたまたま持っていた、プラスチッククランプと塩ビテープ。
これで、ちょっと頑張ってもらって・・・

画像


画像


画像


ボタンは仮止め状態です。


スイッチ関係なので、理学療法士さんとか作業療法士さんの方が得意かも
しれません。
ただ、今回は人工呼吸器ということから、私の方で対応しました。

今回の課題は「スタートボタンを押せること」。
停止の方法に関しては、うまく停止できない場合には、市販の延長ケーブルに
付いている通電ON/OFFスイッチで切ってもらうように説明しました。


このパーツですか?
それは、、、、 私の持っているガラクタコレクションの中から
組合わせました。
・アイスのスプーン
・胃瘻チューブの一部
・プラスチック板
・食器用すべり止め

priceです。(昔あった某クレジットメーカのCM)

0 件のコメント:

コメントを投稿