2010年12月16日木曜日

Trilogy100トラブル「内部酸素上昇」

医療ネタです。
機種名書いてしまいましたが・・・
Trilogy100トラブル「内部酸素上昇」

注意!! 
ご自宅で同様のトラブルが発生した場合には
必ずメーカへ連絡をして下さい。


画像


結論から先に記載すると、本体内部のセンサーが
鋭敏過ぎる為に発生するそうです。
来年初めに予定している内部ソフトのバージョンアップで
対応可能になるらしいです。

とは言え、、、突然「内部酸素上昇」なんて表示されると
びっくりしますよね。
私も電話を頂いた時にびっくりしました。
本体に酸素濃縮器から酸素添加している場合に
発生します。

画像


酸素ポートコネクタの接続部位の真上に
本体の吸気口があります。
そのため酸素ポートコネクタから何らかの原因で微量に漏れた
酸素が吸気口から吸われることで内部酸素上昇という警報が
なるそうです。

「なるそうです」ということですが・・・ちょっと私としては腑に落ちない点が。
��rilogyを使い始めて1ヶ月以上経過し酸素流量も退院時と
変わらないのに、なぜ今になってアラームがなるのか。

メーカさんの話では同様のトラブルが全国でもいくつか
報告がでているようです。
当県は、うちが「初」でした。

いずれにせよ、上記アラームが発生した場合には
必ずメーカへ連絡をして酸素濃縮器との接続も含めて
点検してもらって下さい。


4 件のコメント:

  1. 確かにセンサーが敏感すぎますね。
    写真の警報履歴にもありますが、『吸気圧下限』から『回路を点検してください』の表示は、エアリークがあったりすると頻繁に出ます。最初は、何が起きたのか!と、焦ってしまいました。
    あと、気になるのが・・・普段はスムーズな吸気の立ち上がり(むしろ、物足りなく感じる人もいる位)ですが、吸気の際に、『グ、グッ、ググッ・・』と震えながら、ファイティング様に入る事が、何人かに1人の割合であります。肺のコンプライアンスの問題なのか?
    どうも硬い肺の人で生じている気がします(不確かですが)。大概、この時には送気量が同じでもPIPが高いです。
    ここまで書いちゃって、マズかったかな。
    でも、このような情報は、使用している施設が知った上で使い、多くの施設で共有することが、結果として業者さんを守ることにも繋がると私は思います。
    こういう特性があるから、こんな対処をすると良いなどと、ポジティブに情報交換がされると良いですね。
    この機種は、性能面や、内部バッテリーと外付けバッテリーの2つを搭載していることなど長所が多いのも確かです。
    思わず、写真のモードや設定(アラームを含め)を、「ほうほう・・・なるほど」と、見入ってしまいました(笑)
    やはり、一目でこれ位の情報を得られる画面は貴重です。これだけでも十分に評価したいところです(偉そうですが)。
    プログラムソフトのバージョンアップに期待しています。
    そうそう、来年予定の新型2機種について、今度こっそり教えて下さい(笑)

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  2. トリロジーについてですが、私のところではかなりの台数を使用していますが、確かにアラームが鳴りやすい機種だと思います。又回路の構成の違いによってもアラームが鳴りやすい等あるのも確かなようです。私個人的にはですが、センサーは果たして本当に敏感すぎるのでしょうか?ということです^^;これはディスカッションするネタになるのだと思いますが、まず、内部酸素濃度上昇もその機器を見ていないのでわかりませんが、恐らくメーカーの見解は本当かどうか・・・・・と思っています。その理由として、酸素チューブのはまり具合はわかりませんが、通常しっかりささってコネクターにチューブがはまっていればO2が微量に漏れるとも考えにくいのかと、又、極微量漏れるとして、空気取り入れ口に近いにしてもいくぶん希釈されるので、そのO2濃度で反応も考えにくいのではとも思っております。まあ個人的見解ですが^^又、このブログの主のMEさんがおっしゃるようにではO2流量をかえていないので何故今このタイミングでなるのかもわかりません。私は外部ではなく機器内部のO2とルームエアのO2ブレンダーに問題があって警報がなるのではと思っております。私個人の見解ですが・・・・・

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  3. ��きっちさん
    コメントへの返信が遅くなり、すみません。師走でバタバタしていました(^^; 人工呼吸器のトラブルをblogに掲載することには躊躇していました。実際にご自宅で使用している患者さんもいますし、余計に心配をさせてしまうかも・・・と思っていました。が、メーカ側から出てくる情報だけでは日々の使用状況は分からないことがあると思い記載しました。今後も程度にもよりますが、記載していきたいと思います。
    新型機種のうわさについて後でメールいたします。

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  4. ��Mさん
    コメントありがとうございます。
    コメントを拝見してハッと思ったのですが、記載頂いた様に漏れた酸素が吸気口から吸い込まれたことを感知する意味があるのか?です。むしろアラームを鳴らすならば、ブレンダーに関係する項目が妥当かと思います。
    今後どのような見解がでてくるか分かりませんが、経過をみていきたいと思います。
    ちなみに回路に関しては、アクティブ回路を使用した際に本体と接続する2本のチューブ(気道内圧チューブと呼気弁チューブ)をルアーロック式に変更するように要望をしました。
    LTVシリーズはルアーロックになっていますよね。(確か) 当院を担当している営業者さんから上に上げてもらったんです。そしたら、回路は国産だが、本体は世界で使用中とのことで変更不可とのことでした。島国のエンドユーザーが意見を上げたところでグローバルビジネスで動いている医療機器の仕様変更は簡単にはされないわけですね。

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