2010年12月3日金曜日

TPPVでTrilogy100を導入する

今日は医療ネタです。

在宅人工呼吸器ではフィリップス・レスピロニクスが
新しい機種を出しています。
Trilogy(トリロジー)シリーズです。
トリロジーにはトリロジー100、トリロジー200、トリロジーO2の
��兄弟です。ん?むかし団子3兄弟なんて流行りましたね。

今回はrilogy100です。

タイトルにあるように「TPPVで使い始める」。
実は既にNPPVとしてTrilogy100を使っています。
問題は、、、 性能が良い事からメーカからのレンタル費が高額で
あることです。
NPPVの診療報酬分でTrilogy100を使用すると
医療機関側が「赤字」になります(^^;
それでもTrilogyを選択しなければならない理由が
「AVAPS」(エーバップスの使用と「内部バッテリーの搭載」です。
個人的には全ての患者さんにAVAPSの設定を入れる必要は
ないと思っています。
それでも、患者さんの中には夜間換気量が極端に低下する
症例もあることからAVAPSが有効な症例もあることは事実です。


で タイトルに戻りますと、、、 気管切開下で人工呼吸器を
使用される方にTrilogy100で導入を行いました。

使用開始にあたり訪問看護ステーションで勉強会を開催。
メーカさんにご協力頂き、勉強会を開催してもらいました。

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今のところTrilogy100の問題点は2箇所あると思っています。
その1が、これ・・・ 呼気ポートのチューブ外径が誤接続防止対策が
されていないOrz
これじゃ~ どこぞかのメーカの回路と一緒だ(^^;
困ったもんです。ドラ●もんは来てくれませんので、自分で
何とかするしかありません。

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呼気ポートにプラスチックのカバーをかけます。
これは回路の改造にあたる可能性があります。
黒か白かで言われたら「黒」になるかもしれまん。
メーカ側は誤接続した場合には、アラームが鳴りますとのこと。
そりゃ~鳴ってもらうことは当然ですが、
誤接続した当人は、それが「正しい」と思って接続するわけですから
接続ミスに気が付かない可能性があります。
ならば最初から接続できい方がいいわけです!!

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このアタッチメント アイエムアイのレジェンドエアで同様の回路トラブルの
際に作成しました。たしかダー●社の初期回路だったと思います。
今は誤接続防止がされています。
アタッチメントにはドリルで孔を開けてあります。
万が一アタッチメントが布団等で塞がれても空気の
逃げ道をつくるためです。


それと問題点 その2.解析ソフト
なにならTrilogyの解析ソフトは正式リリースになっていないらしい。
早く正式リリースして下さい。お待ちしております。

2 件のコメント:

  1. 私が感じた長短。
    長所;立ち上がりが、とても滑らか。
    短所;警報がセンシティブ過ぎる。
    お笑いポイント;『電源を切りますか?』に対する表示が、yesといいえ (逆だったかも)
    主観的な個人的感想でした。

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  2. ��きっちさん
    きっちさんから記載された長所・短所・・・
    言われてみれば確かに!!
    立ち上がりが滑らかな点は、先日苦労しました。
    電源を切りますか?の表示には今だに
    一瞬迷います。
    おっ?どっちを選択するんだ?
    なやら 来年年明けのバージョンアップで
    あの不思議な日本語表示は解消される
    らしいです。
    あの奇跡の表示は、今しか見れないのかも
    しれません(^^;

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