今日は医療ネタの中でも「吸入デバイス」に関係する話をひとつ。ネタの理由は、先日ランチョン形式で院内で勉強会だったからです(^^;
喘息やCOPDの治療薬で「吸入」というと あぁ~あれね!!という感じかと思います。
薬剤を口から吸い込む吸入療法は
・薬の種類
・患者さんの手技
・患者さんの吸気力
この3つに大きく左右されます。
①適切な薬剤が選択
②患者さんが自分で薬剤の準備を行い
③吸う!!
現在 吸入療法の最大の課題が②と③です。
今日のランチョンでは、③に関しての話が中心でした。
喘息やCOPDの患者さんに対しての検査の一つにスパイロメータを使用した肺機能検査があります。この検査は、おもに「吐き出す」力を測定しています。
でも、吸入療法で大切なのは、吸い込む力。
今回メーカさんが準備してくれたのは、こちら
インチェック(経口吸気流量測定器具) https://secure.alpha-mail.ne.jp/matsuyoshi.co.jp/shop/DATA/pdf/ccl_miniwright.pdf
やることは・・・ 吸うのです!!
ただ単に吸う力を測定することもできますが、吸入薬剤の形状に合わせたアタッチメントがあり、それを装着して吸うことで、実際の薬剤で十分な吸入ができるかが予測できます。
↑一番孔の大きいアタッチメントを接続して吸った場合
↑孔の小さいアタッチメントを接続して吸った場合
小さな孔から吸う方が大変なのです。
今回は吸入薬における患者さん自身の吸う力の大切さを実感。
でも、、、フルパワーで吸う必要はないのです。
息を吐く
ゆっくと吸い込む
息をとめる
この動作が大切!!
先日私の母に会った時に、吸入薬を使用していました。紫のディスカスです。(分かる人には分かる)
どうやって吸入するかなぁ~と思って、遠目で観察。
��.デバイスの準備 OK
��.勢いよく吸う NG
��.直後に吐く NG
思わず 唖然・・・
薬局でどのような指導を受けたかと思い聞いてみると
「ヒャーッと吸うように」という不思議な指導を受けていた。
みなさん、これが吸入療法の現実です。
この吸入療法の課題については、また後日。
ヒャーッと吸うように・・・ 勢いよく吸うを表現していたのかなぁ~
0 件のコメント:
コメントを投稿