九州の豪雨。これ以上被害が拡大しないことを祈るばかりです。この連休は豪雨と熱中症の話題が中心になりそうですね。
自然災害による停電も、電力消費量の問題での停電も いずれの停電は困るのです。そんな停電に備えて、事前に練習して置く必要があります。
在宅医療に従事している関係から、震災後は停電の準備と練習に力を入れてきました。気管切開をしている方の場合には、バックバルブマスクによる換気練習も必須です。
先週行った停電シミュレーションでは、新しい課題が。HONDAの発電機「eneopo」で某社の酸素濃縮器を稼動させる練習をしている最終に、酸素濃縮器が動かないことが判明。やっぱり、一度確認しておいて良かった。
なんて書くと、実施する前の計算で分かるだろう!!と怒られそうです。
某社の酸素濃縮器の電力が290VA。eneopoは900VA。酸素濃縮器単体ならば、1/3なので動くと思っていたのですが・・・。この後、他のルートでenepoと酸素濃縮器を数種類 駆動試験させた情報を頂き、eneopoでは290VAの発電機が、稼動できなかったことを別ルートでも確認できました。
この患者さん宅には、もともと当院から2000VAの発電機をお貸出し予定で、eneopoとの2本柱を想定していました。eneopoと使い分ければと思っています。
最近医療系のニュースでは、在宅人工呼吸器を使用中の患者さんに対して、市町村や県などから停電対策として発電機や外部バッテリーの無償貸出し事業がされているようです。とても、良い事だと思います。が、手元に発電機があるだけは使用できません。室内で使用したら、一酸化炭素中毒で大変なことが発生します。ガソリンタイプの発電機は、1か月に1度程度はエンジンを回してあげないと、大事な時に使えないことになりかねません(^^;
停電対策で発電機を準備してた方は、ぜひ 停電シミュレーションを!!
発電機で医療機器を使用することは、自己責任となります。でも発電機を使用しなければならい状況って・・・それは、非常事態です。
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