今日は医療ネタです。
��月は防災の日があるので、再び停電対策シミュレーションを実施するのだ!! 特に気管切開下人工呼吸器を使用中の患者さんではバックバルブマスクの使用ができることは必須です。
停電発生時に気を付けなければならないのが、在宅酸素療法で高流量酸素を使用している方。最近は内臓バッテリーを搭載した酸素濃縮器も出てきましたが、高流量では当然ながら使用時間が限られます。
さらに、ペンダントカニューレのような特殊カニューレを使用している場合なんかも注意が必要です。停電発生時に酸素ボンベに切り替える際に、時間がかかると患者本人のSpO2が低下します。
酸素濃縮器から酸素ボンベの切り替え
方法1.本人はペンダントカニュレーを装着したままで、ラインだけを酸素ボンベに切り替える
方法2.酸素ボンベに予め別のペンダントカニューレを付けておき、停電時はペンダントカニューレ事切り替える
方法1・2はいずれも本人、家族が大変です。特に高高介護のケースで夜間停電を想定すると、パニックにならないか心配です。
そこで、当院は方法その3「酸素濃縮器とペンダントカニューレの接続簡易化」
って、大したことではないのです・・・(^^;
ラインの途中に接続アタッチメントを入れただけ。家族は、この赤色のボタンをポチッと押して、回路を組み替えます。
これなら、短時間で交換可能です。
人工呼吸器(NPPV)へ酸素添加している場合でも、同様の方法で簡易化が可能です。
「おぉ~こりゃ~楽かも」と思った方は、在宅酸素濃縮器を提供しているメーカさんにお問い合わせ下さい。
あっ 簡素化しても、やっぱり切り替えの練習は必要です。
リザーバー付カニューレについては
ちょとした秘密兵器「リーザーバー付きカニューレ」2007/9/1
在宅医療のトラブル4 在宅酸素療法には些細なトラブルが山積 2012/8/3
こちらをご参照下さい。
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