2010年5月19日水曜日

吸入デバイス「スピリーバ レスピマット」が出ました

今日は医療ネタです。
��月10日(月)から吸入デバイスの
スピリーバ レスピマットが発売となりました。

って、たぶんCOPDに関係する業務について
いないと知らない方も多いと思います。
私自身 正直 薬剤関係は苦手な分野です。
ただ、COPDの患者さんと接していると
吸入薬がしっかり吸えているか?を評価する
必要があることから吸入デバイスには興味を
持っています。
つまり、「薬」ではなくて・・・「デバイス」の方です(^^;

今回発売されたレスピマットは面白い!!
画像


従来のスピリーバはタイミングが合わないと
効果的な吸入が困難でした。
レスピマットは噴射ガスを使わずに粒子の細かい霧(ミスト)を
噴出する新しいデバイスです。

先日メーカ担当者さんが当院へこられた際に
実物を拝見しました。
実際に自分で触ってみて2つ提案をさせて
頂きました。

��.透明ゴムカバーをつけよう!!
薬剤を充填するために本体を180度回転させる
必要があります。
しかし握力が落ちている年配の方には
回転させることが困難です。
かといってデバイスそのものの大きさを大きくすることは
コストがかかります。
そこで、年配の方や握力が落ちている方へ
回転をさせやすくするために透明ゴム製のカバーを付ける。
イメージは任天堂Wiiのリモコンカバー。
これなら少し力が入りやすくなるかな。

��.使用開始日が分かるシールをつけよう!!
もう一つは、本体デバイスは接続後30日で使い切る必要が
あります。
いつから使用を開始したか分かるように、小さなシールを
貼ること。

企画その1はハードルが高そうですが、その2は
可能性があるかなぁ~と思っています。
採用されたらパテント取りますよ(笑)と伝えてあります。

ちなみにCOPDに関係したサイトがあります。
SpiNet COPD情報サイト
桂歌丸師匠も出ています。
スピリーバ レスピマットに関しては動画があります。
興味のある方は是非ご覧下さい。


2 件のコメント:

  1. 先月、大学病院の掲示板に治験募集していましたが、このスピリ‐バ レスピマットのことですか。
    COPDが進行して特発性肺線維症に羅患する可能性がありますか
    その場合 ピレスパとスピリ‐バレスピマットと併用するのですか

    返信削除
  2. ��nikitaさん
    まず初めに私は医師でありません。ご満足頂けるコメントを記載できないと思います。ご了承下さい。
    まず薬剤の治験にですが、このブログで記載したスピリーバ レスピマットは処方薬として認可されています。一般的に治験募集となる薬剤は認可を取る段階で試験的に用いられることが多いです。スピリーバレスピマットと何か別の薬剤の比較検討をしたいのかもしれません。治験の募集内容を確認頂いた方が良いです。
    ��COPDが進行して特発性肺線維症に羅患する
    ��可能性がありますか
    ��その場合 ピレスパとスピリ‐バレス
    ��ピマットと併用するのですか
    私の立場ではコメントすることができません。主治医へご相談下さい。
    COPDは主にタバコが原因であることが分かっています。一方、特発性肺線維症は、原因が不明です。COPDの患者さんの症状が進行すると全員が特発性肺線維症になる訳でもありません。
    もしnikitaさんが患者さん本人、もしくはお知り合いの方に対象の患者さんがいらっしゃる場合には、セカンドオピニオンで他の先生方のお話を聞くことも良いのではないでしょうか。

    返信削除