2007年2月2日金曜日

スキー場のお仕事 その4 雪崩作業の練習

医療とは関係ありません。あしからず・・・

スキー場のパトロール業務に興味のある方は、
どうぞ 続きをお読み下さい。


雪が降った翌日には、ゲレンデオープンをする前に
人知れず「雪崩対策作業」が行われています。

そんな雪崩作業ですが、
パトロールスタッフ全員で行く訳にも行きません。

だって、危ないですから
{%exmark2%}

「ちょっとスキー滑れます」「今年からパトロール始めました」と言う方には、
雪崩に関する基礎勉強をしてもらってからとなります。

整地でスキー1級の腕前より、深雪・新雪でも転ばないで滑ってこれる
方がいいようです。

では、どんなことを勉強してもらうか・・・
大体は先輩から教わります。

○ゲレンデの名称
 当たり前なことなのですが・・・
 ゲレンデ名称とその中でも固有名称があるんです。
 (たぶん、どこのスキー場でもあると思うのですが・・・)
 
 今まで私がアルバイトしてきた2つのスキー場では、
 こんな名称がありました。
 
 ・右宙(みぎちゅう) : 右宙返り。お客さんがオーバースピードで
                右側へ転倒することに由来した名称。

 ・大ブナ(おおぶな): 何もないところにある大きなブナの木
               って、そのまんまですが・・・
               大ブナより下とか、上とかいいます。

 ・胃袋(いぶくろ):コースの形が胃袋のような形をしていることからの名称。

○リフトの支柱の数と位置
 なんで、こんなことを覚える必要が?と思われそうですが・・・
 「○○リフトの○番支柱の所から、山に入るよ」 と言われる。


○ビーコンの使い方
 これが一番大事です。
 万が一自分が、雪崩に埋まってしまった場合。仲間が雪崩に埋まってしまった場合
 唯一助けることができるのが、ビーコンです。
写真が無くてすみません・・・

○ゾンデ棒
 雪崩に埋まってしまった仲間を探すための棒。
 フォーメーションつくり、雪の中にこの棒を突き刺していきます。
 この練習も万が一に備えて必要です。


○雪崩に関する勉強
 雪崩の種類と特徴。弱層テストの方法など。

○基本的なことですが・・・
 救護術・ロープワーク・スノーモービルの運転、、、



こんなことを勉強しながら、山に雪崩対策作業に入っていきます。

えぇ~ こんなことを学んで、私は臨床工学技士になりました{%hurrah_a%}

余談
もし皆様の職場で、勤務時間中に行方不明になる方がいるようであれば、
ビーコンはお勧めです。
��名以上で捜索することで、ほぼ追跡できるでしょう。

あっでも、院内はコンクリートばかりだからなぁ~。
ちょっと追跡は大変かもしれません。

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