2007年2月22日木曜日

祖父 逝く

数日間 更新をとばしてしまいましたm(_ _)m

��月16日に祖父が亡くなり、実家に帰省していました。
本日から職場復帰で ございます{%power_a%}

ここから、ちょっと 思ったことを書きたいと思います。
医療とは関係ありません。
また、個人の価値観により不快に思われる方もいるかも
しれません。
ご了承下さい。


昨年末から体調を崩していた祖父は、年明けから
入退院を繰り返すようになりました。
何度か帰省した際に 私は祖父に、
「苦しかったら すぐに言ってね」と再三いいました。
当然、家族から見ておかしいと思ったら すぐに
病院に行くように家族間でも話をしました。

祖父は、大の医者嫌いだったので、
自分からは病院へ行きたいとは絶対に言わない人でした。
その孫が医療職に携わっていることは、少し不思議ですが。

昨年 医師からの家族へのムンテラでは、そう長くはないと
告げられていたようです。この話は、今回の帰省で知りました。
私は、昨年暮れの様子から 桜は見られないかもしれないと
思っていました。
それでも、暖冬の今年は桜が早く咲くことに期待して
桜は一緒に見たいと思っていました。

私の父は、当初 医師とのムンテラの際に できるだけ全てのことを
して欲しいと話をしたそうです。

私は父と母に「最後はできるだけ何もしない方がいいのではないか」と
孫としての意見を言いました。

私自身のわがままかもしれませんが、
祖父にとって苦痛がない方法で 逝けることがいいのではないかと
思っていました。
��0歳の体に多くの機械とラインがつながっていること考えることは、
私にはできませんでした。

その後の医師との話合いで、最後は何もしないことにしました。

最後に少しモルヒネを使用したそうです。
最後の最後で開眼して少し うなづいたとの事でした。
私は 最後の瞬間に 間に合うことはできませんでしたが、
その顔を見たときに 素直に「今までありがとう」と言えました。

遺影の写真は、今から5~6年前に家族写真を撮影した時の
ものでした。
祖父はスーツを着ることが、ほとんどなかったので、
私がネクタイを締めたことを覚えています。

とてもよい笑顔の写真に 生前の記憶が思い出されます。
これからは、私の記憶の中で その笑顔と思い出が残っていきます。

私は、祖父の病気に早くから気が付いていました。
あの時 無理にでも私が病院につれて行けばと思うこともあります。
本人も自分の病気が分かっていて、それでも行きたくない。
孫の私に言われても 行きたくない。

私は両親には、病気に関して何度か話をしました。

医療従事者である自分と孫である自分の間で、色々思うこともありましたが、
最後は 孫である自分としての結論 「祖父の好きなように」に
いたりました。


山遊びを教えてくれた じいちゃんへ ありがとう





4 件のコメント:

  1. ご祖父様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。
     医療関係の仕事をしていると、身内の病気に対してどう対応していいか悩むことが私もよくあります。私の父も大の病院嫌いで困っています。何度か私が無理やり病院に連れて行ったこともありました。でも、最後にどうするか決めるのは本人だと私は思います。医療関係者としては、正確な情報を本人に誠実に伝えることが一番大切なのではないかと考えています。
     治療と患者様のQOL、尊厳のバランスはとても難しいですね。
     

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  2. >なかさん
    お心遣いありがとうございます。
    >医療関係者として治療と患者様のQOL、
    >尊厳のバランスはとても難しいですね。
    その通りだと思います。
    まして自分の家族となるとなおさらです。
    正確に情報を伝えることを考えても、
    「家族」となると「感情」が入ってしまうため
    「正確な情報」になっていたか・・・
    今思い出すと自信はありません。
    ただ、最後に決めるのが本人という
    意思尊重はできたと思っています。
    今回 私自身もとても勉強になりました。

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  3. 遅ればせながら、お悔やみ申し上げます。
    大変なことがあったところに、わざわざ来ていただいていたことを今頃知りました。
    ありがとうございました。
    ある人の死がみえたとき、私は何も言えず、ただいつも通りにしようとしか考え付きませんでした。
    今でもそれは変わらないと思います。
    難しいですね。
    これからも、おじい様の思い出を大切にしていってください。

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  4. ��らんまるさん
    お心遣いありがとうございます。
    祖父の件は、旧職場の方には伏せていたので・・・
    ��ってブログ書けば時間の問題か・・・)
    何もしていいない時間よりも、何かをしている
    忙しい時間を過ごすほうが性に合っていると
    思っているので・・・
    いつでも行きますよ!!!!!
    ただ、なるべく職員に見つからないように。
    先日はT永さんに見つかってしまいましたが。

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