医療ネタです。
どうやったら、24時間人工呼吸器患者さんの吸引回数を減らすことができるか・・・。吸引回数を減らすことは、本人の負担軽減と同時に介護者の負担軽減になります。
そこで最近考えているのが、
・高研 ダブルサクションカニューレ
・徳永装器 アモレSU1
・コヴィディエン 自動カフ圧調整器
Bossとも話をしたのですが、ポイントはカフ圧の連続調整が可能なこと。吸引回数に影響するのは、鼻腔からの落ち込みがカニューレカフをすり抜けて、気道内に落ち込んでくること。
ここで、カフ圧を無理に高くすることは、落ち込みをカフ上部に貯めることになります。もちろん、カフ上部の持続吸引という手もありますが・・・「貯める」ことを前提にすると、カフ圧を高めにしたくなります。
逆転の発想で、カフ圧を少し低めに持続。カフをすり抜けることで、自動吸引で持続吸引させる。
で、このイメージしている過程は本当に正しいのか?
現在 県内でアモレ+ダブルサクションをしている患者さんが2名。このうち1名は、当院が訪問診療しています。
本日 訪問診療で自動カフ圧調整器の話をさせて頂きました。今月中に1度お試しデモができればと思っています。
実際に行うためには、患者さんの同意、そして訪問看護への勉強会が必要です。今回のデモ結果が良くても、自動カフ圧調整器そのものは保険適応になりませんので、自己負担でのレンタルまたは購入となってしまいます。
課題は多いのですが、まずは本当にメリットがあるか患者さんのご協力を頂き、試してみたいと思います。この結果は、あらためて報告いたします。
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