2012年10月13日土曜日

新型排痰補助装置の本命は!?

今日は医療ネタです。2012年は排痰補助装置の新たなステージに入ったと言っても過言ではありません。今までの選択枝はカフアシストしかなかったので、資料作成でも「カフアシスト」と商品名が入っていました。
しかし、今年は新型機器が続々でるので、資料は「排痰補助装置」と修正しました。

現在分かっているだけで4社4機種です。

パシフィックメディコはコンフォートカフ
エアウォーターがミニペガソ
チェスト パルサー
フィリップス CoughAssist E70。国内名称未定!?

まだコンフォートカフしか触っていないのですが、いまの所 純粋にカフアシストをデジタル化・小型化した印象です。

まだ情報が少なかったフィリップス。フェイスブックで北陸方面のDrがERS2012に関係して、新型機器の写真があることを教えてくれました。早速検索。

フィリップスのHPに写真がありますので、ご参照下さい。
カラー表示。色々な機能がつくようです。
http://www.newscenter.philips.com/main/healthcare/news/press/2012/20120901-respironics-at-ers-2012.wpd

画像


性能がパワーアップするのはいいのですが、日本には医療保険制度の中での縛りがあるので、排痰補助装置加算(C170)には1800点 つまり18000円しか付きません。
医療機関はメーカから本体を購入するか、レンタルするかの選択になります。多くの医療機関がレンタルを選択していると思われます。
性能がパワーアップしても医療機関へのレンタル請求で17500円なんていうパターンだと、医療機関としては厳しい。

いや、そもそも 性能がパワーアップする必要が本当にあるのか!? 現行のカフアシストのデザインでデジタルになって軽くなるだけでも大いに嬉しいのではないかと思う今日この頃です。
とは言え、呼吸への同調モードや呼気時にバイブレーションがかかる、FiO2を少し高くして使用できる、内部バッテリーを搭載している・・・ 各社色々な改善をしてくれています。

使う側もしっかり勉強して、どの機種がどのような患者さんに適しているのか、今後情報交換をしていきたいと思います。
カフアシスト1機種だったことを考えると、使用できる機種が増えることは望ましいことです。

あとは、病院での排痰補助装置加算が解禁になれば、呼吸器を使用する病棟の夜間吸引回数の軽減が期待dけいると思います。
そのためには、デジタル化したメリットを生かして、患者個別の設定をメモリーでできる機能なんかがあると、いいですね。このネタは、先日 Mさんと話をしていた内容です。
コンフォートカフ君は、液晶画面の角度を調整できるようになると・・・ 嬉しいのですが。。。まだ1機種しか触っていないので、多くは書かないにします(^^;

あっ そういえばフィリップスのHPに新しいNPPVも掲載されていましたね。最近フィリップスは機器のリリースが早いなぁ~。

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