今日も医療ネタです。学会報告その3は、本職 NPPV/CPAPのインターフェースについて記載したいと思います。
その前にNPPV/CPAPのインターフェースの国内事情について、ちょっと復習。
・純国産は手作りインターフェース以外はない(たいぶん)
・インターフェースはアジア向けに作られている商品は少なく、日本人に合わないモノが多い
・小児領域のインターフェースはさらに、国内流通量が少なく選択枝が狭い
・メジャーメーカにマスクの変更要望をしても改善されない。なぜなら、アジアのマスク消費量は世界の約2%だから。
国内薬事未承認のインターフェースに興味がある方は、こちら
http://www.cpap.com/ 「CPAP Masks」をご参照ください。
そんな前置きをした上で、呼吸器系の学会に参加した時の使命はマスクを確認すること!!それは、薬事承認前の参考展示だろうと構いません。
今回注目したマスクはピロータイプのマスクと小児で使用できるマスクの2種類です。ピロータイプのマスクは、鼻の孔に直接マスクを入れるタイプになります。一見 えっ 鼻に入れるの?と思われるかもしれませんが、ピロータイプを好まれる方は多くいます。マスクも比較的軽く、蒸れにくいこと、視界が確保されるこが理由として挙げられます。
小児用マスクについては、前から探しているのです・・・。当院の小児CPAPの症例が数例だけなのですが、今後増加しても対応できるように事前に小児で使用できるマスクをリサーチしておきたいのです。
会社名は出せませんが、完成度80点のピロータイプ、小児用マスクを発見しました。ピロータイプについては、肝心のピロータイプが欧米人向けで鼻が高い方には良いと思われます。日本人は鼻が低いので、合わない方の方が多いかも。ピローの部分だけ日本人用に変更することを提案しました。
小児用マスクでも、完成度は良かったんです。ただ、エルボー部分の可動域が270度だったこと。惜しい!!なぜ、360度の可動域を確保しなかったんだ!!
「学会に行くたびに新しいマスクを探すのです!!」と言うのが、ここ数年前のスタイルでした。
しかし、最近は積極的にメーカに提案させて頂いています。
今回の学会でも提案しようと色々考えていたのですが・・・ 言いたかったことは、きっちさんからメーカへ伝達されたようです!!
もしかすると、、、新型マスクが出てくるかもしれないですね。
ちなみに私が提案したNPPV/CPAPマスクの改良点の例は
・ヘッドギアに数字を入れる
→固定を説明する際に数を目標にヘッドギアの調整が可能
・ヘッドギアのマジックベルト部分の端末部分は平坦にしておく
→年配の方は、ヘッドギアを緩める際にマジックベルトが完全密着していると、外せないのです。
新型マスク 期待したいです。
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