2012年4月24日火曜日

2012年呼吸器学会の報告 その2

日曜日はさすがに疲れて、Blogを更新できず。

呼吸器学会の報告 その2では、今回の発表について簡単に振り返ってみたいと思います。

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今回発表させてもらった内容は、昨年松本市で開催された呼吸ケア・リハビリテーション学会の内容ベースに作成したものです。主に在宅人工呼吸器の停電対策について話をさせて頂きました。呼吸器学会は圧倒的に医師が多いのですが、当院のようにマニアックなことを実践している医療機関は少ないことから、質疑応答では「突っ込んだ」質問はありません。座長の先生方から非常電源について質問を頂きました。

現在の在宅人工呼吸器の状況と今春の診療報酬の改定を踏まえ、今回の発表と合わせて記載すると・・・。

東日本大震災をきっかけに在宅医療での停電対策がクローズアップされるようになった。特に、在宅人工呼吸器と在宅酸素療法で高流量の酸素を使用中の患者さんはリスクが高い。
「クローズアップ」されたことは良いことですが、震災前から在宅医療に携わっている医療機関はバックアップ対策が必要であることを訴えていました。

当院も停電対策はしていましたが、長時間停電や計画停電という従来の停電対策では対応できない「停電」が出てきました。法の整備を待つか?自己責任とう名目で通常使用しない停電対策をとっても「人命」を優先するかが課題となりました。当院は、患者さん家族へリスクとメリット、金額の話をしてパソコン用と自動車用インバーターを組み合わせることで、新しい停電対策としました。

今春の診療報酬の改定で、在宅人工呼吸療法ではNPPVもTPPVも480点(4800円)の点数の増加、そしてバッテリーやバックバルブマスクの準備をする旨が追記されました。大きな前進だと思いました。

しかし、これだけでは解決しない問題も多数あるのです。人工呼吸器+酸素濃縮器7L/分とう使用している患者さんは全国的にも少ないかもしれませんが、在宅酸素での7L/分は、停電時にリスクがとても高いのです。単純に人工呼吸器側だけの問題は解決しないケースもあります。

当院が行っているような対策が他の地域で即効性のある解決策になるかは、なんとも言えません。しかし、一つの「方法」として、提案していけると思っています。

��月の北海道での学会では、40分ほどお時間を頂いていることから、停電時と地域医療の課題を含めて話をしたいと思っています。


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