今日は医療の話を少ししたいと思います。
平成24年は医療保険と介護保険のW改定の年度でした。このブログでも注目してきた更新ポイントについて、過去に記載させてもらいました。
今日は、排痰補助装置加算について書きたいと思います。
平成22年の診療補修の改定により機械的排痰補助に保険点数が付きました。これは、画期的なことでした。この点数の改定に尽力された先生方には改めて敬意を表したいと思います。余計なことを書くならば、もう少し点数が高い方が嬉しかった(^^;
平成24年度の診療報酬の改定で、機械的排痰補助加算は、もう少し前進しました。
・C170 排痰補助装置加算 1800点
人工呼吸を行っている入院中の患者以外の神経筋疾患等の患者に対して、排痰補助装置を使用した場合に算定可能
��在宅人工呼吸器を行っている患者であって、換気能力が低下し、自力での排痰が困難と医師が認めるものに対して
、排痰補助装置を使用した場合に算定できる
��神経筋疾患の患者とは、筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症、脳性麻痺、脊髄損傷等の患者をさす
「等」とう文字が入りました。たった一言なのですが、大きな意味を持ちます。
平成22年度の段階では
・在宅
・神経筋疾患
・人工呼吸器
この3点がそろっていないと機械的排痰補助加算が取れませんでした。
今回の改定では、「神経筋疾患」から「神経筋疾患等」となったことで、排痰補助装置加算が使用できるケースが増えると思われます。
脳性麻痺や脊損の患者さんに携われている医療者の皆様は、是非ご検討下さい。
現在、排痰補助装置加算が取れる機種は「カフアシスト」だけだと思いますが・・・これから各社新しい排痰補助装置を出すと思います。4月神戸で開催される呼吸器学会では、機器の展示を楽しみにしています。
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