2012年4月22日日曜日

2012年呼吸器学会の報告 その1

現在ホテルでパソコンに向かっています。明日の発表を前に、スライドの見直しをしています。

書きたいことが沢山あるのですが、まずは「その1」として展示会場で気になった製品の一部をピックアップします。

○NIPネーザルV
薬事も通っていることから、製品名称を書きます。
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従来のNIPシリーズの後継機種として、登場!!
・カラー液晶画面
・内臓バッテリー搭載
・酸素を本体への直接の接続可能
・オートモード?の搭載
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ようやくバッテリー搭載となりました。外部バッテリーについては、もう少し時間がかかるようです。と、言っても既にフクダライフテックからはResMedの外部バッテリーが登場していることから、そんなに時間がかからないと思います。

今回気になったのが、フォールタイムの設定です。
ライズタイムの逆で、呼気開始から呼気終了までにかかる時間が設定ができます。このフォールタイムについては、後日改めて記載します。


○スピーチカニューレ
インターメドジャパンが取り扱っている「Blom気管切開チューブシステム」の「Blomスピーチカニューレ」は凄いです。
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気管切開下で人工呼吸器の患者さんであり、意思疎通ができる方であれば「話ができる」可能性があります。従来、この問題を解決する方法の一つに、人工呼吸器用で使用する一方弁でした。(パッシミューアの気管切開用一方弁バルブ)しかし、医療事故が発生したことにより国内でのメーカ取り扱いが無くなりました。(個人輸入は可能らしい。)
今回のインターメドジャパンが取り扱う、Blomスピーチカニューレは、特殊な構造で呼気を咽頭側で流します。その結果、発声が可能になるのです。

と、良いことばかりではありません。
このスピーチカニューレですが、カニューレ自体は医療材料費の中で費用が収まります。課題なのは、スピーチをする際に使用する専用の内筒が自費扱いなることです。素材の関係で、使用日数制限があり、60日で交換。1本2万円とのことです。
「会話」ができることはとても重要な要素だと思います。ただし、1本2万円(60日)の費用がかかります。


○新型カフマシーン(参考展示)
薬事申請中のため参考展示ですが、新型のカフマシーンを見てきました。
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メーカ担当者の方にはお伝えしたのですが、普及の課題の一つに販売価格があります。デジタルになって軽くなりました。是非 販売価格を低めに抑えて頂ければと思います。


まずは その1 ここまでとします。。。

3 件のコメント:

  1. 会場では半年ぶりの再開でしたね。楽しかったです。で、現地の気温が20℃と汗だくだったのに、地元に戻って現在(深夜ですが)の気温2℃…寒暖の差が(笑)
    各ブースで新製品の展示を見ながら説明を聞き、疑問を質問し、意見や要望を伝えるには、丸1日でも足りないですね。しかも欲張りすぎたので混乱しかけています。
    管理人さんの報告を読みながら復讐しますので宜しくお願いします(苦笑)

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  2. あらら。復讐って何に?
    やっぱり情報を詰めすぎて頭がショートしています。
    復習でした。失礼しました。

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  3. ��きっちさん
    昨日はお会いできて嬉しかったです!!神戸は暖かくて、夜間でも半袖で外出されている方もおり、びっくりです。まさに寒暖の差!!
    今日はポスター発表の掲示をした後に再度、展示ブースを回る予定です。まだ全てのブースを見れていません(^^;
    次回6月にお会いできることを楽しみにしております。

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