2010年7月30日金曜日

訪問リハビリを拒否する患者さん宅へ説得に行く

先日「訪問リハビリ導入段取り」ネタを
記載しました。
が、患者さん本人が突然 やりたくない!!

患者家族からは「本人がやりたくないそうです」
ケアマネからは「本人がやりたくないそうです」
・・・・・

ど根性精神で考えると「そんなんでいいのかー!!」と
声を大にして叫びたくなるところです。
医療者側から一方的に「医者の指示ですから」という
わけにもいきません。

そこで、口実を作って自宅訪問して来ました。
口実は肺炎球菌ワクチンの予防接種について。
でも、訪問した第一目的は訪問リハビリ介入の
問題点確認です。
ふと、これは俺の仕事かな?って思うのですが、
現在 ケアマネや訪問看護が十分に機能していない
ことを考えると 布石は打った方がよさそうです。

本人がリハビリを嫌がる理由を
家族との会話の中から詮索。
すると「リハビリ=筋肉トレーニング」とうイメージがあり、
疲れることはしたくない!!

なるほど、、、
本人が自宅療養を希望されていることを
知っているので  それならばと、

現在のままでいると体力の低下

ますます動けなく

寝たきり

体調不良による入院

寝たきりとなり自宅退院できなくなるかも・・・

と、負の連鎖を説明。
「入院しないためのリハビリ」をしましょう。

本人さんからも納得頂けました。

こんな話をしていたら、ご家族からは
できればトイレまでが頑張って歩いて欲しいとか。
本人からは「アイスコーヒーが飲みたい」とか。
様々な要望が出てきました。

おぉ~ アイスコーヒー!!
同じカフェイン族として大いに応援いたします。
いきなり高いハードルは設定できませんが、
少しずつ出来ることから始めましょう。


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