既に日付が変わってしまいました。
今週のblogは「業務ネタ」で書くと決めていました。
金曜日は盛り沢山でした(^^;
��本続けて書きます。
○Bi-Flex奏功するか?
他院からのご紹介で当院を受診された患者さん。
夜間就寝中の簡易検査を行うと重度の睡眠時
無呼吸症候群であることが判明しました。
通常ならば、んじゃ~CPAPで・・・となるところですが、
紹介状や臨床所見からすると肺胞低換気があるようです。
そこで、BossからCPAPではなくBi-Levelの機種での
指示が出ました。
当初私の頭の中にはNPPVの選択枝もあったのですが、
NPPVの保険点数とCPAPの保険点数では差があります。
患者さんの自己負担を考えると、CPAPでBi-Levelが
使用できたほうが負担が少なくてすみます。
今回使用した機種はこちら
「BiPAP Auto M Series with Bi-Flex」
興味のある方はメーカHPをご参照下さい。メーカHP
説明をしている最中に
患者さんの目元に涙が見えました。
思わず 説明の仕方が悪かったか?と躊躇して
しまいました。
よくよく本人・家族の話を聞いていると
「遠回りしたけど、やっと治療できる」と喜ばれて
いました。
とは言え、まだ油断はできません。
来週中に再受診して頂き、使用状況の確認が必要です。
奏功することを期待しています。
○カニューレが抜けない!
午後は医師と一緒に往診でした。
��件目のご自宅は、先日退院してきたばかりの患者さんです。
この患者さん入院拒否を説得した患者さんです。ブログはこちら
今回の退院では体調は安定されています。
良かった!!良かった!!
で、退院直後の血液検査をさせて頂き、
血液ガス測定結果もまずまず。
そのままカニューレ交換を・・・・とスムーズな業務の流れ
だったのですが。
交換をしている医師から「あれ?抜けない!」
いや、先生~ そんな事はないですよ~ だって、
退院直前に交換してもらっているんですもん。
と、思いならが 気管切開孔を確認すると。
気管切開カニューレの外径ピッタリです。
隙間がありません。
これだと、収縮させたカフバルーンが引っかかり
抜けないようです。
さて・・・ 困った・・・。
思いついた作戦は、陳腐なのですが「キシロカイン注入作戦」
気管切開孔付近にキシロカインゼリーを塗布しても
バルーンカフまで十分に到達するか分かりません。
そこで、バルーン上部を吸引する再度チューブへ
キシロカインゼリーを注入してバルーン上部にゼリーを
送り込みました。
送り込んだだけでは、カフ収縮時に大量に気管内へ
垂れ込んでしまうので、一度十分に吸引。
こんな「キシロカイン注入作戦」が功を奏しして、
無事に交換することが出来ました。
ふぅ~ 淡々と営業スマイルで作業を進めましたが、
心の中では いつぞかのPEG挿入できないトラブル並みに
ドキドキしていました。
そんなトラブルもあったのですが、患者さんの体調は
安定しており、訪問リハビリの提案にも前向きでした。
来週早々 私から訪問リハへ連絡いれます!!
早く臥床しましょう。
○熱中症
連日ニュースで放送されている「熱中症」
これだけ暑ければ、熱中症の患者さんも増加します。
夕方になり、当院にも熱中症と思われる患者さんが
家族に付き添われて来院しました。
まだしばらく暑い日が続くようです。
熱中症にはご注意下さい。
最後の熱中症だけ短くてすみません。
CPAPの別の対応していたので、
経過が分からなくて(^^;
みなさんも熱中症にお気をつけて頂きたく記載しました。
では 良い週末を(^^)
気管カニューレで私も、径が小さくてリークしてしまうケースや、片肺挿管になってしまい低換気量になってしまうケースを経験しました。カニューレも観察に注意が必要ですね。
返信削除��shoさん
返信削除経口・経鼻挿管の場合は、送管直後のレントゲン撮影で固定位置を確認しておくことが大切ですよね。自分は今は在宅医療現場なので、経口・経鼻挿管の現場に立ち会うことはなくなりました。
たがかカニューレ、、、されどカニューレ。カニューレを介して呼吸を維持する以上は、shoさんが言われるように臨床工学技士の我々としても「観察」は必須だと思います。