2011年2月10日木曜日

取材のあり方に疑問を感じる

今日はもう一つネタがあります。

当院が往診で携わっている患者さんが、あるメディアに
連載記事で載る事になりました。
「往診」で携わっている関係から、当院の医師にも取材を
したいとの意向があったそうです。

通常 患者個人情報にあたることから、患者さんからの同意が
前提での取材になるかと思います。
患者さんから当院の医師に取材に関する連絡が来る前に、
記者の方から医師に電話が入ったそうです。

医師からすれば、電話相手が本当に「記者」なのか、
本当に患者さん本人と面識があるのか確認の術がありません。

さらに、この記者の方、、、 患者さんに電話取材をする中で
��4時頃まで電話にて取材をすることがあったとか。

医療福祉に関係する記事を書かれる方にしては、
何を優先するべきが混同されているではないでしょうか。

当院の医師にはメールで取材が来ました。
��患者さんとの同意の確認が取れた後)
私自身もメールの内容を拝見させて頂きました。
どのような形で記事になるか気になるところです。


今回 メディアに掲載されることで、患者さん本人と電話で
話をしたのですが・・・
患者さん本人は、医師に迷惑がかかったのではないかと
気にされていました。

また、今回記者が書かれた記事は メディアに掲載される前の
下原稿の確認ができないそうです。
患者さんが選ぶ言葉や言い回しには、意味があると思います。
記者の方が書かれる内容が気になります。


と、否定的なBlogになってしまいましたが、、、
全国の同じ病気を持っている患者さんの立場からすると
勇気がでる記事になることを期待しています!!!!!!



2 件のコメント:

  1. はじめまして。呼吸器病理医を目指す大学院生です。
    内科にいた頃、新聞記者さんが三次救急の現場を取材に来た時にちょうど当直に入っていたことがありました。
    新聞に載った時、こちらが話したニュアンスが、言葉自体は合っていてもマスコミ側のもっていきたい方向に随分と脚色されたなという印象を持ちました。
    情報を受け取る側は、注意して記事を読まないといけませんね~。

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  2. ��あるさん
    コメントありがとうございます。呼吸器病理医を目指されているとのこと!!病理を専攻される医師が少ないなか、呼吸器の病理医とは!!いちコメディカルとして応援しております。
    あるさんから記載頂いたように、ニュアンスは合っているのですが・・・。今回メディアに掲載された記事を拝見して改めて、脚色の仕方といいますか、書き手の意図といいますか・・・違いを実感しました。受け取る側にも注意が必要であることを改めて実感しました。
    そでも多くの方が共感し、自身のご病気やご家族のご病気に立ち向かうための一つの元気の源になって頂ければいいなぁ~と思った次第です。
    あるさんへ。話は変わりますが、当サイトは医療ネタでCOPDやNPPVの話を記載します。ちょっと一息入れる時に、ご覧に頂ければ幸いです。

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