2013年3月3日日曜日

臨床工学技士国家試験を終えた皆さんへ

医療ネタです。
今日3月3日は第26回臨床工学技士国家試験の日でしたね。受験生のみなさん、今頃は自己採点を終えている頃でしょうか。

私の時は帰りの新幹線で自己採点をやって、そのまま居酒屋で同級生と飲み会をしたことを思い出します。
で、臨床に出ると、いかに自分がおバカだったか分かるわけですOrz

今の時代 先輩から叩かれたりすることは無いでしょうが(^^; 人の命に関係する仕事です。中途半端な知識では駄目です。資格を持つことがスタートラインです。
日々精進して下さい。(と言える先輩でありたいと願う管理人です)

と、ここまで書いておいて・・・ 四季草々の読者の皆様にどのていど学生さんがいるか不明ですが。学生の時にもっと勉強しておけば良かったと後悔している講座は「統計学」です。

もし、不合格だった場合・・・。新しい道を選択するか、もう1度試験にチャレンジ。受験浪人をして、合格する方もいます。今回の試験は人生の節目になることは間違いないと思いますが、それが全てではありません。

私は、国家資格取得後に直ぐに就職せずに、スキーライフをおくった「脱線者」です(^^; 1年就職せずに、翌年就職しています。親不孝です(^^; 

新しい門出 皆様のご活躍に期待しております。


6 件のコメント:

  1. こんにちは。いつもブログを読んで勉強させて頂いております。
    私は今春卒業の学生でちょうど日曜日に国家試験を受験し、結果は自己採点で7割程度とれていたので一安心しています。

    4月の入職に向けてちょうど統計学を勉強しようと思い書籍を見ているのですが、
    臨床の場でどのように統計学の知識が役立つのかを知りたくてコメントさせて頂きました。

    知識のない頭で考えてみて以下の2点くらいしか考えつかず
    臨床の場でどう活用されるのかがわかれば理解も深まると思いますので、
    是非臨床の場でどう活用されるのか、なぜ統計学を学生の時に
    勉強しておけばよかったと思われたのか教えていただけないでしょうか。

    ・機器の至適保有台数の計算
    ・インシデントやアクシデントの原因解析

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  2. 試験 お疲れ様でした(^O^) 自己採点で7割とのことなので、吉報をお待ち下さい。
    臨床現場における統計学について、私見を記載します。
    その1.医学文献を読むための基礎知識としての統計学。ここ数年、医療業界はエビデンスに基づく治療に成り立っています。臨床業務についていると、医学論文を読む機会が増え、当たり前のように統計値が使用されます。最低限の統計知識がないと、文献中の数値の意味が分かりません。

    その2.入職される施設により統計の役割がことなります。危機管理を専門にされる医療施設では、機器の適正保有台数の計算に統計を用いる施設もあるかと思います。ただ、そこまでできるのは、機器の購入に対して実力を持っているME室であり、多くのME室は保有台数にまで権限をもっていません。

    透析業務を主体としている施設の場合には、ダイアライザーの性能評価でも統計は用いられています。ダイアライザーの治験に協力するとなおさら統計が必要です。水質管理でも必要になる知識です。

    その3.学会発表のための統計。

    現在 統計を専門に計算するソフトを使用される方が増えているのでは、ないでしょうか。でも、計算式の意味や結果から導き出される数値の意味を理解する必要があります。
    って、書いて置いて、ブログに記載したように私は苦手なんです(>_<) 私が過去に購入した統計の本を別記事に記載します。
    参考になれば幸いです。
    ご活躍を期待しております。

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  3. 私も学会に参加して、もっと学生時代に統計学をきちんと学ぶべきだったと、反省しているクチです。

    ある治療法では50%生存率に相関が有ったとか無かったとか、従来の治療法と比べて、有意差が有ったとか、多々使われています。
    平均値±標準偏差とか、数字だけを見て、ブレ幅がどうか等は、パッと判断が出来なかったですね(今でも、ん? っと考える時間が必要な事も・・・苦笑)。

    この業界では、本当に統計学は重要ですね(私は看護ですが)。
    医学論文には、色々な統計値も入っていて、その意味するところを理解するのは、本当に難しいと常々感じています。

    あと、英語が私にとっては、統計学以上の壁ですね。
    論文の多くは英字ですし、医療系の単語は翻訳ソフトに引っかからず、略語も英字の頭文字ですからね。
    最近、論文の要旨を英字で書くよう言われて、逃げたくなりました。毎日当たり前に使っているSpO2の略さない英字すらゲゲッ!っという状態でした。

    学生時代の基礎課程とは、本当に必要な最低限の学びなんだと、今更ながら反省しています。

    4月からの入職、頑張ってください。
    そして、ようこそscience & art の世界へ!

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  4. >きっちさん
    「ようこそscience & art の世界へ!」
    この表現がかっこいい!! この言葉いただきです。

    丁寧な解説 ありがとうございます。私のコメントより、きっちさんのコメントの方が分かりやすい(^^;

    英語に関しては、おっしゃる通りだと思います。先日も睡眠時無呼吸に関してのASV治療に関しての資料で、英論文の資料を頂きました。abstractだけ訳して、心が折れましたOrz

    学生時代の基礎課程があってこその、今だと思います。が、学生時代の私に「おぉ~い将来 統計と英語で苦労するから、しっかり勉強するんだぞぉ~。飲みに行っている場合じゃないぞ!!」とメールでも送りたいです。

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  5. 管理人様 >
    ご返信ありがとうございます。参考になります。
    論文理解の為の統計、ダイアライザの性能評価、学会発表の為の統計と、
    知らなかった使い道でした。
    おそらく入職後は日々の業務で精一杯になると思いますが
    先人の方々の論文を読んでどう統計が使われているのかを
    知るところから始めたいとおもいます。
    入職までの間は学校の教科書を引っ張ってきて勉強します。
    別途エントリでの参考図書の紹介ありがとうございました。
    「学会・論文発表のための統計学―統計パッケージを誤用しないために」は
    いい値段がするので初給料で購入したいと思います。
    「医統計テキスト」の方はAmazonで安くありましたので取り寄せして
    教科書と合わせて見てみます。

    ご丁寧に色々と教えて頂きましてありがとうございます!

    きっち様 >
    まだ免許取得すらできていないただの人ですが、
    入職前から必要な知識がまだまだ足りないなと痛感しております
    (新人ですので当然ですが...)
    数カ月後にはME1種試験もありますので、勉強の前にまずは計画を
    立てなければと思いました...

    4月からも引き続きがんばります!コメントありがとうございました!

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  6. どうか、焦らないで下さい(^^;
    今は教科書を復習する程度で十分です。4月からの就職準備を進めて下さい(^_^)/
    初任給は、是非 ご自身の両人に感謝の気持ちを伝えましょう。私も育児をしていて分かりますが、子供を育てるための教育費は莫大な金額です。自分への投資は、次からにしましょう。
    ちなみに私は初任給で両親を食事に連れて行きました。

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