2013年2月22日金曜日

訪問診療日には物品の山ができます

今日は医療ネタです。

体調も戻り、従来の生活パターンになってきました。でも、何故 この時間帯に起きているかと言いますと、21時30分子供を寝かせ付けて自分も睡魔に負ける→1時30分頃 長男がオネショで起きる→せっかく起きたからと作業開始。

現在毎週金曜日の午後は非常勤で来て頂いている医師と一緒に訪問診療に行きます。定期の訪問診療予定は1~2ヵ月前に事前に組み上げてあります。明日は4人の予定だったのですが、入院中の患者さんがいること、状態が安定していることが理由で2名の予定です。うっ 少ない・・・。
でも、医師が夕方から用事があるとのことから、もともと少ない枠で予定を組んでいました。

そんな訪問診療ですが、みなさんは どのようなイメージを持たれますか。当院は、基本的に白衣で行きます。持って行く物品は、とても多いです。

写真は持って行く物品の一部。

当院が訪問診療している方々は、人工呼吸療法をしている方が多く、気管切開カニューレや人工鼻、回路・・・採血用の器材。

などなど。
伺う患者さん毎に異なります。

行く前に物品の山ができます(^^;




4 件のコメント:

  1. カウンターPEEPってすごいですね。在宅での生活のクオリティがあがりますね!。
    動的ーーーは、よく分かりませんが、むかし運動中に呼吸が苦しくなったら、一度しっかり息を吐くように言われました。COPD の患者さんと同じようですね。人工呼吸器の勉強になります。
    一つ質問をさせてください。ALS の在宅患者さんが加温加湿器から人工鼻に変えたら熱発する頻度が極端に少なくなったという話しを聞きました。実際はどうなのでしょうか?。病み上がりのところ申し訳ありません。

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  2. 参考になれば幸いです。いつも行き当たりばったりなんですが(^^;

    加湿器から人工鼻へ変えたことで発熱が減ったとのこと。私が担当する患者さんでは人工鼻が第一選択となっているので、このような経験がありません。ただ、考えられることがいくつかあります。加湿器が熱線が入っていないパスオーバーと言われるタイプの場合、いわゆる「単純なお釜タイプ」では、加湿効率が低く気道クリアランスが低下していたこと可能性も。気道感染からの発熱?

    私が担当する場合、成人でTPPV(気管切開下の人工呼吸)では人工鼻が第一選択です。加湿器を使用すと水の管理と脱落箇所を増やすことになるからです。それと単純なお釜だと加湿効率悪く、人工鼻の方が優れています。
    ご質問頂いた患者さんはALSとのことなので、もし排痰補助装置が未導入の場合には、お薦めして下さい。参考になれば幸いです。

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  3. 早速、人工鼻のご返事を頂きましてありがとうございます。匿名での質問で、申し訳ありませんでした。色々な方
    のブログを拝見させてもらうだけで、コメントをさせてもらうことはほとんどありません。慣れないための失礼とご勘弁ください。以前、数回コメントを入れさせていただいたindiyです。今後ともよろしくお願いします。人工鼻の件ですが、単純な加湿器だと人工鼻より加湿効果が低いというのは驚きです。在宅人工呼吸を導入する患者さんは年に数人で、在宅に移行してからは、在宅の主治医の先生が管理してくれますので、患者さんに会う機会はほとんどありません。私のところでは、退院時にはほとんど単純な加湿器でした。加湿器の方が加湿効果が高いという誤った知識、人工鼻は何日も使用させる在宅医師がいるという情報から退院時は加湿器でという選択だったとおもいます。もう少し勉強してみます。ありがとうございました。

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  4. >indiyさん
    TPPV時の加温加湿では、Pass-Over型の加湿器+熱線入りチューブが第1選択としたいとことです。が、在宅医療ではそうはいきません。コストの問題と接続箇所の増加、水の管理が課題となります。
    在宅で使用する単純な加温加湿器(お釜)だと回路内結露の対応策でウォータートラップの安全対策などが追加する必要があり、第1選択を人工鼻としています。
    ただし、人工鼻の使用禁忌(痰が多い、加湿不足など)の場合には単純な加温加湿器になるか、追加で熱線入りのホースを使用したいと思っています。ただし、熱線入りのチューブを使用するとなると、人工呼吸器をレンタルする段階で確認をしておかないと、使用できないこともあります。院内で使用する高機能汎用人工呼吸器と異なり、在宅で使用する機材は選択肢が少ないのです。

    >退院時にはほとんど単純な加湿器でした。加湿器の方が加湿効果が高いという誤った知識
    決して間違っていません。条件や症例によっては単純比較できません。特にこの時期、病院は高層階に行くほど室温が高く、乾燥しています。このような条件と、在宅で療養環境が限りなく外気温に近い(^^; このような場合、単純な加温加湿器で帰宅すると、ホースの中は洪水です。
    人工鼻仕様であれば、人工呼吸器から出た回路の一部を布団に入れてもらい、チューブ温度が暖かいままで人工鼻を通過させることができます。

    >人工鼻は何日も使用させる在宅医師がいるという情報から退院時は加湿器でという選択だったとおもいます。
    当地域でも、そのようなケースを聞いたことがあります。ただし、この場合 医師側の問題だけでなく 医療機器をレンタルしているメーカ側にも問題があります。
    在宅では人工鼻加算(15000円)が利用できます。1日1個交換することを前提に考えると1個500円の人工鼻で使用することが可能です。当院では、フィルター機能付き人工鼻にすると1個単価が上がってしまうことこから、通常の人工鼻を購入しています。1個単価税込でも500円を切ります。

    人工呼吸器から出た直後に麻酔回路ようのメインフローフィルターを入れて、これは1か月に1個、回路交換の際に交換しています。

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