ブログの更新が滞っています(^^; 今週は何だか体が思うように動かないのです・・・。札幌での出来事について、引き続き記載していきたいと思います。
私が発表させて頂いたセミナーは全部で4演題でいずれも電力供給不足に対しての講演でした。。前半2演題は、診療所関係、後半2演題は病院関係です。
そんな講演の中から、注目すべき内容をまとめてみたいと思います。
○透析施設について
我々臨床工学技士に多くが透析業務に従事しています。透析業務での電力供給不足は致命的です。医療機関の自前の施設の場合、停電対策が既に整っていたり、新たに策を講じることがしやすいと思います。課題は商業施設にテナントとして透析クリニックが入っている場合です。
停電対策をするにも、テナントとして入っていることから簡単にできるものではありません。講師の話を聴いて思ったことは、透析業界ならではの「課題」だと思いました。
・大量の水を使用すること 災害時の水の確保が必要
・電力供給が途絶えると透析業務自体が出来ないこと
○病院での計画停電の経験
この講演もインパクトがありました。震災直後の計画停電では、ME室やME室前の廊下の非常灯が付かなかったこと。計画停電の実施を巡って「実施する」「中止します」のオオカミ少年状態でスタッフが振り回されたこと。
震災を契機に災害に強い医療機関を目指す取り組みとして電力関係の大幅な見直しが行われたこと。
○病院での停電シミュレーション
講演頂いた先生は東京23区にある総合病院の技士の方です。そう、東京23区は計画停電から外れていました。震災後に停電シミュレーションを実施していたのです。どれだけの総合病院が停電シミュレーションを実施したのか? 計画停電から外れたことと停電が発生しないことは別問題だと思います。
そんな停電シミュレーションでは、全館一斉停電シミュレーションは、万が一のリスクがあることから、エリアごとの停電シミュレーションとなったそうです。実際に停電をさせることで、スタッフに自覚をさせることができたこと、新たな課題が見えてきたとのことでした。
みんさんの医療機関は停電対策の確認は終わりましたか?私は明日から在宅医療組の停電対策を行います。その名も「2012年停電対策」。そのまんまですが・・・ やはり、やってみないと分からない。
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