2010年4月4日日曜日

NPPVを使用しながら入浴する

今日も医療ネタです。

注意!! 
今日の話は当院が関係する在宅での話しです。
おっ うちもやってみよう!!と言う場合には
必ずかかりつけ医や看護師さんへ相談して下さい。



当院が往診で携わっているNPPVを使用中の
患者さんですが、訪問入浴サービスを利用されてる
ことが多いです。
��PPVへの依存度が低い場合には、夜間就寝時や日中の
数時間程度の換気補助ですむかもしれません。
しかし、病気によりNPPVへの依存度が上がると
マスクを外していられる時間が短くなります。

私たちが普段 何気なくしている「お風呂に入る」という
行為は、病気がある方には負担が大きいのです。
��PPVにより換気補助をされている場合で、
��PPVの補助なしで入浴すると・・・
水圧がかかり呼吸苦を増悪させることも考えられます。

と、言うわけで NPPVの依存が高くかつ入浴を希望
される場合には、細心の注意を払っての入浴となります。

入浴方法としては、訪問看護師さんのご協力を頂き
自宅の浴槽に入る場合と、訪問入浴サービスを受ける場合が
あります。

「お一人でゆっくり入れない」という制約はありますが、
��PPVをしたままでの入浴も可能です。


4 件のコメント:

  1. 自発呼吸無しでNPPVをしています。
    入浴中は浴室に呼吸器を持ち込んでマウスピースを咥えたまま入浴してます。
    TPPVのときは洗えなかった首元が洗えるのでだいぶ快適です。
    人工呼吸器を浴室のような高温多湿の環境に持ち込んで良いものかとも思いますが、入院中からそうしていたのでそのままの流れでそうしています。
    CEさんてきにはどうなんでしょうか?Ambuバッグを使えと言われそうですが。

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  2. ��Akiraさん
    ご自身の経験をもとに貴重なご意見ありがとうございます。CEの立場からすると医療機器を高温多湿の環境で使用することは好ましくありません。
    しかし、私自身 現在在宅人工呼吸に携わっており、患者さんから入浴の希望があることも十分承知しております。その為、安全面を確保しての入浴方法を提案させて頂いています。
    Akiraさんはマウスピースを使用されているとのことで、Ambuバックを使用しての換気は呼吸の違和感で楽しく入浴できないとご察しいたします。ただ、呼吸器や回路に何かトラブルが生じた場合に迅速に対応するためにも呼吸器を入浴等で移動する場合には必ずAmbuバックをご準備下さい!!

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  3. お返事ありがとうございます。
    >Ambuバックを使用しての換気は呼吸の違和感で楽しく入浴できないとご察しいたします。
    確かにその通りです。どうしても呼吸器とAmbuバッグでは圧の掛かりかたが違うんですよね。それに人手の問題もあります。
    もちろん普段でもAmbuバッグは常に手元においてあります。
    宣伝も兼ねてですが、このようなイベントがあるようです。
    人工呼吸器&インターフェイス等 展示・試着イベント
    ��これであなたも呼吸器通~
    http://tokyoilcenters.web.fc2.com/tvn_event.html
    患者が主体となって呼吸器やインターフェイスを選択できるようになるととても良いですね。HMVの場合、病院で使用していた呼吸器をそのまま使用するケースが多く、新機種が出てもその情報すら入ってこないケースが多いです。呼吸器の変更は多かれ少なかれリスクが伴いますので、主治医が敬遠しがちなのもわかりますが、そのせいで一世代前の呼吸器を使い続けている患者も多いのではないかと思います。
    在宅でももっとCEさんが入れるようになれば、呼吸器に関して患者、医師、訪看、業者間のパイプ役になれそうな気がするのですが、在宅に関わっているCEさんが少ないのはなぜなのでしょうか?診療報酬上のメリットなどはあるのでしょうか?

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  4. ��Akiraさんへ
    呼ネットのご紹介頂きありがとうございます。在宅人工呼吸に携わっていながら、初めて知りました。さっそくHPを拝見させて頂きました。
    Akiraさんから期待頂いたように患者さんが主体で呼吸器やインターフェースを選択できることが良いと思います。その為んは医療機関側としても体制を整える必要がありますし、患者さん側にも勉強して頂くことになると思います。
    >>在宅に関わっているCE・・・ 
    鋭い質問を頂きありがとうごうざいます。単純な理由だけではなく、複合的な理由があります。地域性も関係しています。いくつかあげるとすると、まずは在宅人工呼吸器に関して直接的に診療報酬上のメリットが無いことです。人工呼吸器に関しては安全管理の面で加算が取れることになっており、昨年度まで50点だったところが100点になりました。当院でもこれを算定しています。しかし、在宅人工呼吸器に関してCEが直接点数に結びつくことはありません。二つ目は、呼吸器従事するCEの数です。具体的な数は分かりませんが、一番多く従事していると思われるのは、人工透析の分野です。
    来月に日本臨床工学技士会が横浜で開催され、在宅人工呼吸器のシンポジウムがあります。私も発言をさせて頂く事から、現状に関して話をする予定です。

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