2010年4月19日月曜日

県技士会学術大会が終わる

おはようございます。
息子がぐずって5時より起きています。
そんなぐずった息子は、今寝ていますOrz

今日は医療ネタです。

さて、昨日日曜日は当県の総会と学術大会が
開催されました。
現在は運営する側に携わっていることから、
大会の企画立案や準備をすることに多くの
労力が必要であることを実感している次第です。

そんな学術大会の中から気になったことを
いくつかご紹介いたします。

○日本臨床工学技士会 川崎会長の講演
大会長招聘講演として、川崎会長をお招きして
話を伺うことができました。
いわば日臨工の「顔」です。

講演の内容の全てを書くことはできないので
気になったことを記載します。

すでに多くの方が臨床工学技士の業務指針の
見直しに関して話が進んできていることを
ご存知かと思います。

その中で注目しているのは
・人工呼吸管理中の痰の吸引行為
・カテーテルからの採決行為

いずれの業務指針見直しで、臨床工学技士が
可能となる方向で話しが進んでいるようです。
ただ、臨床工学技士であれば 誰でもできるという
ことではなく、講習等が必要になるとスライドに
出ていました。

たしかに・・・
痰の吸引では、吸引カテーテルの取り扱いや
挿入の深さも注意が必要です。

いずれにしても 今後発表はされるであろう
技士会からの連絡に注目です。


○養成学校 教師の講演
今回教育講演として、当県にある技士の養成校の
先生からご講演頂きました。

以前 私もブログで記載させて頂いていますが、
少子化の影響や養成校が多くなったこともあり
臨床工学科へ進む方が減っているそうです。

また、高校で進路指導に携わる教師へのPRも
必要であるとのこと。
発表のスライドの中で、「高校の進路指導に
携わる教師が臨床工学技士と聞いてイメージすること」

・何時も機械をさわっている

確かにさわっているのですが、頬ずりしているわけでもなく。
「さわっている」という所に、臨床工学技士の知名度の
低さを感じるところです。

結論としては「臨床工学技士」に関してPRが必要!!


○BiPAP autoSV Advanced
商品名を書いてしまいましたが・・・
新しい機械が出たことは聞いていたのですが・・・
実際に自分で吸ってみて、始めて その機械の
特徴を実感することができます。

今学会では全24社からご協力を頂き、
医療機器の展示を頂きました。
その中で Advanced 発見!!
担当者の方より説明を頂き、さっそく吸う!!

特徴のAuto EPAP、AutoPSは自発呼吸を
しっかりしていると、分かりません。
そりゃ~ ターゲットが閉塞型無呼吸と、中枢型無呼吸の
ため仕方ありません。
意識的に呼吸の強弱を付けるとAutoPSが分かります。
良かったのは「呼気」で吐けること。
最近のCPAPに搭載されているflex機能が付きました。
呼気に一時的に圧力を下げることで呼気にかかる
抵抗感「吐きにくさ」が軽減されています。

これはいい!!

それと、今までのASVで課題だった分時換気量の増大に
よる過呼吸もAutoEPAPでなんとかなりそうです。

とは、言え・・・ この機械 保険点数上はやはり
人工呼吸器になってしまいます。


長文になりました(^^
お付き合い頂きありがとうございます。


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