2007年6月6日水曜日

神の一手

��月のGW明けに 往診に行っていた患者さんが亡くなりました。
この方は、在宅NPPVを行っていました。
私はNPPV導入当初から、往診や訪問をしていました。


すこし時間も経過し、ここ数週間は改めて今回の人工呼吸の設定を考えています。


人工呼吸療法に携わっている私は、いつも考えることがあります。
その設定は理想的な設定なのか?

ガイドラインで記載されているのは、導入や基本的なことです。
現場での設定変更は、基礎(ガイドライン)の先にあると思っています。
��ガイドラインは、それだけでも意義があると思いますし、ガイドラインを否定するわけでは
 ありません。)

患者さんからの訴えは?
現在の設定は?
この呼吸器の特徴は?
どの項目を変更する?
変更に対して、どう評価する?

この患者さんに関係して約1年。
私なりに ずっと、理想的な設定を考えてきたつもりです。
しかし、病の進行には勝てませんでした。

あの時の呼吸苦に対して、別な設定方法があったのだろうか?
��月に入り 未だに考えることがあります。

理論をともなった理想的な設定には、まだ到達できないでいます。
また この1年を振り返り、検証したいと思っています。


まとまりの無い文章ですみません。
少し考え事をしながら書いてました。






2 件のコメント:

  1. 難しいこと考えていますね。
    ガイドラインは、あくまでも土台。
    初めはガイドラインに沿って。
    あとは、個別性を活かして。
    これが、看護の考え方ですが・・・・・・
    レスピとなると・・・・・・どーなんでしょうね????
    同じなのではないでしょうか?
    ただ、全身状態に関わることですから、的確な判断が必要ですよね。
    セデーションかけて眠らせているから、訴えがあるわけでもなく・・・・・豊富な経験と知識が必要かと・・・・・私には、まだまだ分かりません。
    色々教えて下さいね。
    ターミナル看護って難しいですよね。
    自分ならどーしてもらいたいか?
    自分の親なら、どーしてあげたいか?
    自分の考えていることが、患者さんにとっていーことなのか?
    恩師に言われたこと
    『治療には限界があるけど、看護には限界がない』
    尊敬する医師に言われたこと
    『患者さんを、自分の親だと思いなさい』
    私は、まだまだ患者さんへの思いが足りないような気がします。

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  2. ��リンゴさん
    コメントありがとうございます。
    この業界で仕事を続ける限りは、この問題からは逃れることはできないと思っています。
    東京慈恵会医科大学の建学の精神には、
    「病気を診ずして、病人を診よ」
    印象が強くて、今でも覚えています。
    ��東京慈恵会医科大学で検索すると出ます。)
    なかなか、どうにも難しいことばかりです。
    でも、考えることは きっと次につながると
    思っています。
    ��ちょっと楽観的な考え、、、)
    リンゴさんの恩師、医師の言葉に共感です。
    患者さんを自分の親と思えるまでに至らないのですが、、、
    最近 在宅医療に携わって「親身になる」ってことが少し分かったような気がします。

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