2012年3月16日金曜日

診療報酬の改定 その3「在宅人工呼吸」

今日は診察終了後に理学療法士さんが見学に来るらしい。それとは別で隣の市では「地域医療を考える会」として、包括的呼吸ケアの実践についての講演や薬剤師さんの講演があるらしい。
どちらも、参加したいのですが、まだ次男な小さい間は、家庭重視で頑張ります。

さて、タイトルにも記載したように、診療報酬の改定が決まり、少しずつ具体的な内容が分かってきました。各メーカさんが自社製品に関係するところについて、細かく調べています。そんなおこぼれにあずかり、私の所にも情報が集まってきました。

現在の業務に関係する内容は、多々あるのですが・・・まずは、在宅人工呼吸器の所を確認してみたいと思います。

在宅人工呼吸器加算
��.陽圧式人工呼吸 7000点→7480点
��.人工呼吸器   6000点→6480点
��.陰圧式人工呼吸器6000点→7480点

「人工呼吸に必要な回路部品その他付属品(療養上必要な分の外部バッテリー及び手動式肺人工蘇生器等を含む)に係る費用は所定点数に含まれる。」


全体で480点/月 つまり、1か月4800円の増額です!!
「!!」マークを付けるほどか?と言われそうですが、軒並み減点される項目があるなかでの増額は、「!!」に値します。
外部バッテリーだけでなく、バックバルブマスクも所定点数に含まれる。このことから、レンタルをしているメーカからバックバルブマスクを提供してもらうか、医療機関側で提供する必要があります。

ここで、もう一つ注目したいのは、NPPVにおけるインターフェース(マスク)の考え方です。
インターフェースは「その他付属品」に含まれます。在宅での慢性期NPPVでは複数のインターフェースを併用することが、治療へのコンプライアンスの維持に関係すると考えます。では、メーカ側の立場からみた場合には付属品を無尽蔵に提供してもらえるのか?
当院の過去の症例では、当院が介入するまでは患者さんが自費でメーカからマスクを購入していた事例がありました。

この付属品の無償提供に関しても、適宜対応するしかないと思います。NPPVの使用時間が1日8時間の患者さんとほぼ1日装着している患者さんでは、機材の劣化も大差があるわけです。

まぁ~細かいことを見ていくと、無償だけでは出来ないことは多々あるのですが。。。まずは、増額になって「外部バッテリー」の設置ができるようになったことは、大きな1歩です。

2 件のコメント:

  1. マスクなどのインターフェイスの劣化は、使用頻度と使用後のメンテナンス(皮脂油分の除去)、そして取り扱い方法に影響されます。
    しかし、シリコンやジェルの快適な寿命が、何と短い事か・・・。変形し、シワが寄ったり硬くなったり、新品の頃には触れるとシリコン部がネバネバしていたはずなのに、ツルツルに滑り易くなったりしてきます。上記の影響因子にもよりますが、3か月程度しか快適に使えないと感じています。それ以降は、変形やシワ、硬化などによって徐々にエアリークが生じ易くなり、結果ベルトをきつく締めて皮膚トラブルを起こす。勿論、ベルトも3か月位で弾力が無くなり伸びきった紐になるので、エアリーク → きつく締める → 皮膚トラブルの要因です。
    そこで疑問!
    なぜ、3か月程度しか保たないインターフェイスなのに、1年に1セット何だろう??
    これがず~っと不思議でした。
    だが、しかし!最近、知ってしまいました!!
    某米国製のインターフェイスが、3か月しか保たない理由は、米国では3か月ごとに新品を支給されているのでした。
    逆に言えば、3か月保てば良いという製品を、我が国では4倍の1年使おうとしてトラブルを起こしていたのです。
    なんと、まぁ。。。。絶句!
    今後、学会演題にして、誰か強く訴えてくれないかな?
    私では、能力と力量が圧倒的に不足しているから、国別比較からみたインターフェイス使用期間と褥創の関係という研究をしてくれる方(救世主)を求めたいです。ネームバリューのある大学病院や医大が乗り出さないと、きっと改正されないんだろうな。この国は・・・。

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  2. ��きっちさん
    いつも貴重な情報ありがとうございます。米国では3か月で交換なのですね・・・。それなら、3か月の耐久性能でいいとうことになりますね。
    コメント頂いたように、劣化したマスクに起因するマスクトラブルや皮膚トラブルは多々発生しています。それは、NPPVに不慣れな医療機関ほど発生しているのではないかと感じています。そもそも、トラブルに気づいていないOrz
    日本製のマスクが出てくることを期待したいところですが、製造コストや薬事認可の関係で、ハードルが高すぎますよね。
    今後学会で提唱していきたい課題ですよね!!

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