今日は医療の話しを少々・・・
NPPVの普及率は目覚しく、まさに右肩上がりで上昇しています。
それに従い、NPPVが得意な医療施設と不得意な医療施設が
出てきているも実情です。
各学会へ参加しても、NPPVの使用経験を語る発表は減少し
NPPVの有効利用や重症例への使用へ発表例がシフトしています。
そんなNPPV発展期だからこそ、あえて書かなければならない
内容が今日のタイトル「NPPVの自宅での使用状況も確認してね」です。
当院のようにNPPV導入後のフォローアップを依頼される医療機関では
自宅でのNPPV使用状況に遭遇し、しばし唖然とすることがあります。
○患者さんは使用していると言っているが、、、
患者さん自身は、NPPV使用していますと言っている。
病院で受診する際も医師に使っていますと言っている。
データマネージメントツールで使用時間を確認すると1日1~2時間程度
しか使っていない。
「使っていない」と言うよりは設定が合わずに「使えていない」。
○マスクフィッティングが合っていない
導入当初はフィッティング良好だったのかもしれません。
しかし退院をして自宅療養を開始すると状況が変わってきます。
食事量が変わり太る人や痩せる人もいます。
極端な話ですが、マスクサイズの変更が必要な場合もあります。
額とマスク部分の角度調整の説明を受けていない?忘れた?方も
います。
○ホース、マスクの管理
ホースに大穴が空いているにも関わらず、異常に気が付かない。
マスクが劣化していても、気が付かない。
あげればキリがありません。
訪問看護ステーションが介入している場合は、訪問看護師さんが
確認してくれることもあります。
何が言いたいかといいますと、NPPV導入しっぱなしはダメです。
すんごいよくわかります!
返信削除退院するまでに病棟では、マスクの着け方までは指導してくれるようになりました。しかし、そのあと、自宅で自分でマスクを着けたり、お手入れしたり、あと季節が変わったりしてくると、何かが起きています。半年は目が離せません。そこまでは、病棟に頼るのは難しいかもしれません。どうにかしなくちゃと思いつつ、訪問しています(メーカーのナースなのです。)
私が訪問している患者さんも、使用時間が短くなっているひとがいて、訪問看護師さんと相談して、とりあえず励ましながら、続けてもらっています。トホホです。
��苺ママさん
返信削除コメントありがとうございます。
問題は継続教育だと思っています。
そのツールを現在検討中です。
私自身も苦労しているところです。
��私が訪問している患者さんも、
��使用時間が短くなっているひとがいて、
��訪問看護師さんと相談して、とりあえず
��励ましながら、続けてもらっています。
短くなった原因を探す必要がありそうですね。
きっと何か原因が隠れているはずです。
メーカーNsさんのことで、当院もメーカー
Nsさんにお世話になっています。
立場上難しいこともあるかと思いますが、
応援しております。