ここ数日患者さんの自宅へ訪問して、
NPPVの設定変更をしています。
今日は業務の話です。
今でこそ人工呼吸療法に携わっていますが、
病院入職したばかりの新人の頃は一番嫌いな
業務でした。
何が嫌いだったかと言うと、漠然とした「恐怖」でした。
今考えると分からないことへの恐怖だったのかも
しれませんが・・・
今は縁あって在宅人工呼吸療法に携わっています。
そんな在宅人工呼吸療法ですが、すでに3年以上が
経過しました。
当初在宅人工呼吸療法というとTPPVがメインになると
思っていたのですが、現在の往診患者さんでみると
圧倒的にNPPVが多いです。
当然自宅でNPPVの設定変更をすることになります。
最近考えているのは「至適設定」です。
病院と異なり在宅でNPPV設定を変えることには、
違和感を感じた時に直ぐに変更できないなどの
問題があります。
今の診療所に入職当初は、在宅人工呼吸療法に慣れる
ことでテンパッテいました。
そのため「至適設定」をするためのアセスメントが
十分ではありませんでした。
自分が臨床工学技士という立場から、ダウンロードした
データから設定変更をすることだけを考えていたような気がします。
何をもって至適と言うかは色々あるかと思いますが、
究極はNPPVを使用している感覚なく熟睡できることだと
考えています。
ふと最近自分の設定変更の仕方を考えてみて、、、
あっ最近は患者さんの家族の話を良く聞くなぁ~とか、
看護師からの情報も聞いてるなぁ~とか、、、
設定変更へのアセスメントの仕方が変わって来たことに
気が付きました。
家族から見た患者さんの呼吸状態はとても参考になります。
苦しそうだったとか、良く寝ていたとか、寝返りを多くするとか、、、
おそらく良い経験を沢山させて頂いたからだと思います。
現在 NPPV設定を微調整中の患者さんがいます。
「至適圧力」の設定ができるように気合を入れて望みたいです。
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