2009年5月31日日曜日

「こんなかっこうでごめんなさい」

今日はALS患者さんの地方総会でした。
担当している患者さんが出席することから
私も出席させて頂きました。

総会なので昨年度の事業報告・今年度の事業報告承認があり、
その後記念講演が2本ありました。
��本は県内で第一線で神経難病に取り組まれている病院長の
講演でした。
病院の言っていることは良く分かるし、その取り組みも評価に
値すると思いました。
が、、、 ちょっと思うこともあります。

��本の講演は、当県のALS患者さんの闘病記でした。
発病から告知、そして気管切開の選択・・・
闘病記を拝聴して考える機会を頂いたと思っています。

現在は気管切開をしての人工呼吸器を使用中で、
わずかに動く筋肉を使用してパソコンを使用して作成されたのでしょう。
スライドの他に読み原稿もはり、それは自動音声として会場に
流れていました。(伝脳心)

その患者さんがスライドの最後で使った言葉で
「こんなかっこうでごめんなさい」(たしか、、、このフレーズ)
読み原稿を作成するのにどれだけ膨大な時間を有したのか。

我々医療者は患者さんから学ぶことは多々あります。


2 件のコメント:

  1. 貴重な公演でしたね。
    患者様から学ぶことって多いですよね。
    時々思うことがあります・・・・・
    家族でも親戚でもない・・・・・親友でもない私が死に立ち会っていいのか?
    私は、この患者様に何が出来た?
    患者様が望んでいたことを、提供できていたのか?
    私、何故か、患者様の急変や死に立ち会う事が多いので毎回こんな事を考えてしまいます。
    今、私が、こうして学校に入学できるのも指導にあたってくれて先輩方のお陰ですが、なにより勉強させていただいた患者様方のお陰でもあります。
    局所的な事だけでなく、精神面を含めたトータル的なアセスメントそして援助が出来るようになりたいと思っています。

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  2. ��リンゴさん
    以前在宅で看取った際に同席した際に
    看護師さんから
    「患者さんが自分達を選んで
    くれたんだよ」と言われたのを覚えています。
    医学的に考えて決してそんなことはない!!
    と理屈では思っても、これも何かの縁と
    思ってしまいます。
    患者さんとの出会いは「縁」もあるかと
    思います。
    ��つ1つの出会いにどのような援助が
    できるかは腕の見せ所です。
    リンゴさんはこれからさらに忙しくなる
    かと思いますが、ご自身の夢に向かって
    進んで下さい!!

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