2011年1月12日水曜日

地域連携の「面倒さ」を実感・・・

今日は医療ネタです。

現在往診中の患者さんを総合病院へ紹介することになりました。
これは最近早りの言葉を使えば医療機関の「地域連携」とか
「医療連携」とかと言われています。

たぶん、昔は先生方同士の電話でのやり取りで済んでいたの
ではないでしょうか・・・
現在は「地域連携室」「相談室」等でコメディカルが中心となり
医療連携の役割を果たしています。
その分 医師は診療に集中できる仕組みです。
そう言えば、先日何かの記事で医師の1日の仕事のうち
��時間以上が書類作成に追われているとか・・・

前置きはさて置き、、、
総合病院へ紹介することになったのですが、
もとは総合病院から当院が紹介を頂き、往診をしている患者さん。
今度 こちらから紹介するにあたり、どのよう手続きをしたら
よいかと相談室の看護師さん(知り合い)に相談したところ・・・
地域連携室へ指定用紙に記載してFAXして欲しいとこと。
早速 病院のHPからフォーマットをダウンロード。
そこには 総合病院のカルテ番号が分かっていたら記載する
欄がありました。

ん? 以前頂いた紹介状には病院内でのカルテ番号なんて
あったかな?
うちは電子カルテで過去の紹介状も全て管理していることから
直ぐに確認できます。
そんな番号は記載されていない。
患者さん宅へ電話して聞くほどのことなのか・・・と思ったのですが
「分かっていたら記載」との趣旨があったので記載せず。

紹介のFAXには希望する診療科と希望時間第1候補、第2候補が。

指定のフォーマットには記載したのですが、
診療をお願いする「理由」を書く欄がありません。
おそらく その当たりは診療情報提供書が役割を果たすはずですが。
HPで記載されているフロチャートでは、
診療情報提供書の文言が出てくるのは、後半で 患者さんに持参頂く
形になっています。

これじゃ~ 紹介を受ける方もどういった状態で患者さんが来院されるのか
分からない。
今回は、指定FAX用紙に加えて 私の方で今回の趣旨をちょっとだけ
文章にして同じくFAXしました。
この作業を医師がやるには非効率すぎます。


今回記載したのは、一例です。
地域連携は多くの医療機関が行っており、当院も多くの医療機関と
地域連携をしています。地域連携の方法も様々です。
何が一番良いかは分かりません。
それぞれの医療機関で効率の良い方法があるのでしょう。

余談ですが・・・医療業界は電子カルテ化で「ペーパーレス」に
なるかと思いきや、同意書・指示書・意見書・診断書、、、等で
紙増加になっているような気がします。
していることからも 

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